2010年11月25日(木)
日本一ソフトウェアから11月18日に発売されたPSP用RPG『クリミナルガールズ』のインタビュー第4弾と、追加情報を掲載する。
これまで本作のインタビューを3回にわたって掲載してきた(第1弾/第2弾/第3弾)が、最後となる第4弾ではヒメカミ役・内村史子さんのインタビューを掲載。さらに記事の最後では、イメージがガラリと変わった7人の少女たちの“気になる画像”をお届けする。ぜひ最後までチェックしてほしい。
▲内村史子さん | ▲ヒメカミ |
――演じるキャラクターの簡単な説明と、演じたキャラクターの印象をお願いします。
ヒメカミは、キサラギたちが地獄の塔で出会う謎の少女です。キサラギたちとは違うチームでヨミガエリに参加しているという設定のキャラクターですね。
最初に台本をいただいた時は、明るいキャラクターなのか暗いキャラクターなのかよくわからなくて、セリフのポテンシャルの落差が激しく、「できればみんなと一緒に居たい、でも独りがいい」みたいな、気持ちのプラスとマイナスのふり幅が大きく、役どころがつかみにくかったですね。最初のポジションは幽霊っぽく、「あの子は誰?」「えっ、そんな女の子いたっけ?」みたいな感じなのですが、中盤からは物語の重要なキーパーソンなので、ぜひ注目してください!
――ナレーションをレコーディングした感想は?
ナレーションのレコーディングはやはり、プラスとマイナスのふり幅が大きかったので、声のメリハリをつけるのに苦労しましたね。でも、「それがヒメカミなのかな」って思っていくうちに慣れていって、ボソボソってしゃべったり、ワーって感情を爆発させてみたり、年代的にも思春期の女の子と同じなので、そういった年ごろの女の子にありがちな不安定な心の表現も意識してみました。
――『クリミナルガールズ』のゲーム企画が決まった時の感想はいかがでしたか?
私は普段はミウのような上から目線の上司役が多く、実は最初にオーディションで受けた役もミウ役だったのですが、資料としてはヒメカミもいただいていて、ヒメカミも演じてみたいなって思っていたんです。そうしたら、オーディションの当日に審査員の方から「ヒメカミもやってみないか?」と言われて、演じさせていただくことができたんです。そこでヒメカミは「自分にしかできない」っていう“やりがい感”みたいなものを感じていたので、後日「ヒメカミに受かりました」って聞いた時にはとってもうれしかったですね!
ヒメカミの衣装やバラのデザインなど、自分自身の服の好みにも近いので、そういう部分でもヒメカミは気に入っています。そうそう、オーディションの場でエンジニアの方に「まゆげの形がヒメカミにそっくりですね」って言われたのが印象に残っていますね(笑)。
――キャラクターイラストを見ていかがですか。
最初、アリスを見たとき身長が低くて、私も低いので、共通点あるなって思いながらアリスを見ていましたね。あとはトモエの胸に目が行きましたね。将来垂れるなって(笑)。
おしおき画像は、それぞれの女の子たちの特性を表現した、一番屈辱的なポーズをしているのがいいですね。トモエの胸の表現や、アリスの幼児体型に合わせたキレイな肌露出の演出や、サコとユコのロリちっくな表現、キサラギやランやシンの少しアダルトでツンな表現と、少し控えめですが一番屈辱的だと思われる表現がとても印象的でした。ヒメカミは衣装を含めて露出しすぎだと思います!(笑)
イラストの肌のツヤの表現も好きなんです。関節部分にツヤを出しているのが、エロいけどかわいさが残るじゃないですか。あまりエロくしたくないのかなって思いつつも、多少出したいんだろうなっていうのをイラストを見て感じました(笑)。
――『クリミナルガールズ』は、おしおきがひとつのキーワードとなっていますが、内村さん自身はおしおきをされたことがありますか?
しつけであれば人生おしおきだらけですね。私は4人兄弟で、末っ子なんですよ。私が幼稚園のころに6つ上の姉を怒らせて、布団に巻かれて上に乗っかられて窒息しそうになったり(笑)。上から姉、兄、姉、自分の順番で、女が3人いるので普段兄は温厚なのですが、怒った時のギャップが激しくて(笑)。そんな兄からのおしおきもありました(笑)。
これからおしおきされるとしたら相手によりますね。理不尽なおしおきは嫌です。自分が悪いとわかっていたら甘んじて受けますけど(笑)。
――おしおきをしたことはありますか?
私が姉から勉強を教わるときにスパルタだったので、私が友だちに勉強を教えるときに同じようにスパルタにしてしまって、「言う前にやれ!」と言ったら「そこまで言わなくてもいいじゃん!」と言われて、泣かしてしまったことがありますね(笑)。
おしおきをする立場だったら、自分は痛いのとかが嫌なので、肉体的なおしおきよりも、精神的なおしおきのほうがいいです(笑)。
――ゲームの少女たちは地獄に落とされましたが、内村さんにとって地獄とはどんなところですか?
自分が存在しているのに、周りからまったく居ないような扱いを受けたら地獄ですね。何を言っても聞こえない、誰からも見てもらえないような、人とのコミュニケーションが取れないような環境は地獄です。
――『クリミナルガールズ』キャラクターソング『鏡のヴィーナス(Bonus Track ver.)』の感想をお願いいたします。
最初ヒメカミについては、歌う予定がないと聞かされていたのでとても悔しくて、後日事務所から連絡があり「CD用のボーナストラックでキャラソン歌います」って聞いた時はすごくうれしくて、何度も「歌っていいんですね!?」って聞いてしまいました(笑)。事務所から連絡があった時、ちょうど事務所の最寄駅にいて、速攻で歌の資料を取りに行って練習しましたね。それぐらいうれしかったです。
楽曲については最初に曲を聴いたとき、メロディがすごい好きでしたね。どちらかというと、おとなしく歌うよりも声を張って歌う方が好きなので、そういう意味でも『鏡のヴィーナス』を歌えてうれしかったです。
歌詞については、もともとはキサラギ用の歌詞ということを伺っていたので、キサラギのキーワードであるホンモノとニセモノを“鏡”という表現で表していたのがいいなって感じていました。でも、この楽曲についてはミウ役の田村さんと一緒に歌うことにも意味のある歌詞ということを伺って、その通りだと思いました。
歌う前は、少しキーが高いかなって思っていたのですが、意外と歌いやすかったのでよかったですね。もっとヒメカミらしく、ナチュラルに歌った方がいいかなって思ったのですが、このキャラクターソング全曲がダークサイドのキャラクターソングと伺ったので、それっぽく歌ってみました(笑)。この曲はミウ役の田村睦心さんとデュエットで歌っていて、サントラでしか聴けない楽曲なのでぜひサントラを買ってください!
――『クリミナルガールズ』に期待したいことや、やってみたいことはありますか?
今回、地獄に堕ちた後のストーリーだったのですが、ゲームクリア後の世界観でのゲームも遊んでみたいですね。RPGだけではなく、『クリミナルガールズ』の女の子たちとの恋愛シュミレーションゲームもプレイしてみたいです。もちろん、ヒメカミもミウも入れて(笑)。深夜枠でのアニメ化も期待しています(笑)。
――本編のゲームを楽しみにしている方へのメッセージをお願いします。
ヒメカミについては、本編にかかわり始めのころのヒメカミと、物語が進むにつれてヒメカミがどう変化していくのか、そして他の女の子たちとのかかわりについても必見だと思います! ヒメカミのボイスについては、心境の変化にぜひ注目してほしいですね。ボイスについてはいろいろなお楽しみの要素があるので、ぜひ頑張ってゲームクリアしてほしいと思います!
どのキャラクターもかわいいですし、100%完全クリアを目指してほしい作品ですので、ぜひ、ヒメカミと内村ともども『クリミナルガールズ』をよろしくお願いいたします!
――ありがとうございました!
→ガラリとイメージが変わった7人の少女たち!(2ページ目へ)
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