物語そっちのけでハマる!?　『シャイニング・ハーツ』めくるめくパン焼きの世界!!

■食べてよし、プレゼントしてよしで、焼いたあとは使い道で悩む！

　焼いたパンは、基本的には回復アイテムになります。主にHP、種類によってはMPも回復し、★の多いものほど回復量がアップ。しかし、本作のメインディッシュであるパンが、それだけで終わるはずがありません。なんとパンによっては、食べることでさまざまなパッシブが付加されることも！　しかも、付加される材料の組み合わせの場合、基本的に★の数に関係なく付加される（★5で別のパッシブになったり、★1では付加されない場合はアリ）という、うれしいオマケ（？）つきです。“最大HPアップ”や“忘却無効”など、戦闘が有利になるものがそろっているので、パンを焼いたあとは、HPなどの回復量だけでなく付加されるパッシブがあるかどうかも確認しましょう。

　ちなみに、私のお気に入りはカグヤのためのパンの“オールブースター”。HPや攻撃力など、すべての能力がアップするすぐれもののパッシブで、カンタンなレシピで焼きやすいこともあり、配達用の他に食べる用のカグヤのためのパンをいっぱい持ち歩いています。

　パンの活用法は、食べるだけではありません。実は仲間にプレゼントすることで相手の好感度が上がり、クエスト形式の個別シナリオが起きるのです。仲間によって異なりますが、個別シナリオをクリアすると、強力な武器が手に入ったり、新たな必殺技が習得できたりするので、これは挑戦せずにはいられないというもの！　ただし、仲間にはそれぞれ好みのパンがあり、嫌いなパンを贈ろうとしても受け取ってもらえないことがある他、1日に何個もプレゼントするとパンの受け取りを断られることもあるので要注意。まあ、お腹がいっぱいなのに“パンを食べて”なんて言われても困るということでしょう（笑）。ちなみに、仲間だけでなく島の村人たちにも主人公・リックに対する好感度があり、彼らもパンをプレゼントすることで好感度を上げられます（当然、好みもアリ）。仲間や村人たちのパンの好みは、マデラのパンの配達クエストで届けるパンでわかる（基本的に、毎朝配達するモーニングブレッドは除く）ので、クエストをこなしまくって好みを覚えると◎。

　ガンバってパンをプレゼントしまくり、好感度を上げると、仲間も村人たちも会話した時の反応が変化します。いわゆる“ツン”なキャラや“クール”なキャラが“デレ”た瞬間は、なんともいえない達成感を味わえます（笑）。

　なお、好感度が上がった仲間は、戦闘でリックが敵を倒した際に“うっとり”してレッドハートを出すようになります。こうなると、パンを焼きまくってレッドハートが激減しても、すぐに集め直せるという、うれしい状況に。私は、最初は村人に“あいさつ”してレッドハートを集めていましたが、仲間の好感度が上がったあとのハート集めは戦闘をメインにしています。おかげでレベルがたいへんなことになったのですが（笑）。なお、好感度の高い仲間がパーティにいると、戦闘中に合体攻撃が発動することも。複数いる場合、合体相手の選択で、選ばなかったほうの好感度が下がるという注意点がありますが、仲間ごとに効果の異なる多彩な合体攻撃が用意されているので、全員との合体攻撃を見ておくのがオススメです。

▲仲間によっては、好みではないパンをプレゼントしようとすると、つれなく断られてしまうが……。		▲好みのパンだった場合、喜んで受け取ってくれる！　★の多いパンなら、出現するハートの種類も変化。

▲仲間や村人の好みは、配達クエストで判別できる。なお、届け先がソルベエの場合はメルティの好み。		▲“うっとり”するとレッドハートが出現。好感度の高い仲間が多いと、もうウハウハだ！