2011年1月21日(金)
次の魅力は、もちろん自由で完成度の高いゲーム性ね。 | ||
『MTG』では、プレイヤーはデッキと呼ばれるカードの束を用意してゲームをするんだ。 | ||
まず、このデッキを作るっていうのがまず『MTG』の持つおもしろいポイントの1つね。 | ||
いろんなカードがあるなかで、カードを取捨選択して自分だけのデッキを構築してゲームができるってことだね。 | ||
そう。「このカードのイラストが好き!」でも「このカードとあのカードを組み合わせたら強そう!」でもなんでも、自分の好きなコンセプトでデッキを構築することができるわ。 | ||
僕はでっかいドラゴンとかタイタンで力押しするデッキが好きだな~。あとは炎とか雷で何でもかんでも燃やしたりとかね! | ||
私は相手の攻撃をじっくりかわして、それからゆっくり反撃していくのが好きね。 | ||
そんな風にいろんな戦い方ができるのも『MTG』には、たくさんのカードがあるからなんだよねぇ。 | ||
そうね、詳しい話は次回以降にするけれど『MTG』には、それぞれ違う役割を持ったいくつかのカード・タイプがあるのよね。 | ||
呪文を唱えるために必要なエネルギー“マナ”を生み出す土地。これがないと『MTG』では何もできないんだ。 |
土地には《平地》(白)、《島》(青)、《沼》(黒)、《山》(赤)、《森》(緑)の5種類があって、これらは基本土地と呼ばれるわ。そして基本土地は、それぞれ対応した色のマナを生み出すことができるの。このマナを使って、いろんな呪文を唱えていくわけね。 | ||
まずは対戦相手を直接攻撃したり、プレイヤーを守ったりしてくれるクリーチャー。 |
次に、さまざまな効果を持つインスタントやソーサリーと呼ばれる呪文ね。 |
それから魔法による加護や、結界をイメージしたエンチャントね。 |
アーティファクトは魔力を込められた道具で、クリーチャーに装備させられるものもあるんだよね。 |
そして、プレイヤーと肩を並べて戦ってくれるプレインズウォーカーね。 |
それぞれのタイプのカードが、他のタイプにはない個性を持っているおかげで、デッキに入れるカードによって戦略に幅が出るんだよねぇ。 | ||
すべてのタイプのカードを入れてバランスの取れた構成にするのもいいし、クリーチャーと装備品だけで攻めてみるとか、はたまたインスタントとソーサリーだけで相手を倒すなんてこともできちゃうからね。 | ||
多くのカードのなかから自分だけのデッキを組んで遊べる。これが『MTG』の魅力その2だね! | ||
でも逆に自由すぎて何をしたらいいかわからない、なんてプレイヤーさんも出てきそうよね。 | ||
あー、僕も最初そうだったなぁ。これまで『MTG』に登場したカードは10,000種類以上! なんて言われると逆に身構えちゃうよね。 | ||
そんなはじめたばかりのプレイヤーさんにはエントリーセットがオススメね。 |
エントリーセットっていうのは“あらかじめ特定のテーマに沿って構築されたデッキ”のことなんだ。 | ||
開けてすぐ遊べるようになっているから、最初はこのエントリーセットを買って遊んでみるのがオススメね。 | ||
さっき『MTG』には5種類の基本土地とそれに対応した色があるってアユミちゃんが言ったけど、このエントリーセットは、それぞれの色が持つ特徴を活かしたものになっているから、それを理解するって意味でもピッタリなんだよね。 | ||
そうね。エントリーセットで『MTG』に慣れたら、いよいよ自分のデッキを構築していくわけね。 |
『MTG』にはさまざまな遊び方が設定されているの。大きくわけると構築戦と限定戦ね。 | ||
構築戦っていうのは、あらかじめ自分の持ってるカードでデッキを組んできて、それでゲームをするんだ。好きなカードを使ってデッキを組めるのがポイントだね。 | ||
ここで紹介したエントリーセットは、すぐに構築戦を楽しめるアイテムってことになるわね。 | ||
それに対して限定戦は、ゲームをする前にカードの入ったパックを開けて、そこから出たカードだけを使ってデッキを組んで遊ぶんだ。使えるカードが大きく制限された中で、いかに強力なデッキを構築できるか、というのがポイントなんだよね。 | ||
限定戦はデッキを持ってなくても遊べるっていうのがうれしいポイントよね。 | ||
そうそう。限定戦で遊んでいるうちに手持ちのカードが増えていって、構築戦でいろんなデッキが組めるようになっていくんだよなぁ。カードを個別で買ってもイインだけど、最初のうちは遊びながらカードプールを広げていくと、遊び方も覚えられて一石二鳥だよね。 | ||
構築戦は使えるカードの種類によってさらに細かい形式に分類されているし、同じように限定戦もドラフトやシールドといった複数の遊び方があるわ。どれにも独特のおもしろさがあるから、この形式についてはまた詳しく説明していこうと思います。待てないって人は、これまでの養成講座を読み返してみてもいいわよ。 | ||
いろんな遊び方があるのも『MTG』の魅力だよね~。 |
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[Text by ねこひげ合同会社/ゆば]