2011年2月3日(木)
日本一ソフトウェアは、3月24日に発売するPSP用ソフト『クラシックダンジョンX2』の新情報を公開した。
『クラシックダンジョンX2』は、レトロテイストあふれるドット絵グラフィックと、独自の魔装陣システムが特徴だった『クラシックダンジョン ~扶翼の魔装陣~』の続編にあたるアクションRPG。今作は、前作のレトロ感やダンジョン攻略のやり込み性を受け継ぎながら、新職業や武器カテゴリの追加、魔装陣やアーティファクトの種類増加、エディット機能の充実など、大幅なボリュームアップが図られている。開発を担当するのは、前作と同じシステムプリズマだ。
記事では、新職業や魔装陣、アーティファクト、すべてを自分好みに作れるようになるエディット機能、新たな通信機能などを紹介していく。
前作の5種から、『クラシックダンジョンX2』では10種類に増えた職業。以前に紹介したセイントとレンジャーに続いて、2つの新職業と、引き続き登場する戦士を説明する。
魔法剣士 | ||
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▲戦士よりも防御が低いためダメージを受けやすいが、魔法が使える新職業。“わきやくマス”に一切特殊効果が付いていないデメリットはあるが、“技・まほうマス”が豊富なため、肉弾戦も魔法戦も同時にこなすことができる。敵から離れて中・遠距離で戦う中級者向けの職業。 |
呪術師 | ||
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▲攻撃魔法に特化しており、複雑な仕掛けを持つ魔装陣を覚えるため上級者向けの新職業。他の“わきやく”を犠牲にしてパワーアップする魔装陣が多いので、最初は扱いが難しい。工夫次第で、とんでもない爆発力を発揮することができる。 |
戦士 | ||
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▲攻撃・防御などのステータスが平均的で、使いやすい初心者向けの職業。魔装陣もわかりやすいものが多い。レベルアップとともに、いろいろな武器の技を覚えるため、どんな場面でもオールマイティに戦えるという安定性がある。 |
本作では、ダンジョンを探索するのは“しゅやく”となるキャラクター1人で、後のキャラクターは“わきやく”として“しゅやく”を助ける役目を果たす。その時に、“わきやく”を配置したり、さまざまな効果を持つアーティファクトを設置したりと、戦術の要となるのが“魔装陣”だ。魔装陣をうまく利用することで“しゅやく”をどんどん強化することができる。
▲新たな魔装陣はレベルアップによって覚える。まずは“しゅやく”が覚えている魔装陣から、使いたいものを選ぼう。 | ▲魔装陣を決めたら、“わきやくマス”に“わきやく”を配置していく。配置した方向から敵の攻撃を受けると、ダメージを“わきやく”が肩代わりしてくれる。また、“わきやくマス”には特殊な効果が付いているケースもある。 |
▲“わきやく”を配置したら、その隣にある“アーティファクトマス”にアーティファクトを配置していく。ステータスアップや魔法の威力増大など、さまざまな効果を持ったものが存在するので、自分なりのカスタマイズをしていこう。 |
▲“攻撃力アップ”や“HPアップ”、“レベルアップの際のステータスアップ”など、キャラクターの強化・育成に欠かせないアーティファクト。探索中に“しゅやく”のダメージを肩代わりして“わきやく”が倒れてしまうと、そこに隣接したマスのアーティファクトも効果が消えるので注意しよう。 |
†さらに個性的なアーティファクトが登場†
魔装陣における戦術と密接にかかわるアーティファクト。今作で追加された個性的なアーティファクトと、アーティファクトを組み合わせた戦術の例を紹介する。
設置することで、元来のSP以上のSPを使用できるようになるアーティファクト。アーティファクト1つにつき、最大SP値に対して最小3分の1~最大3倍を前借りすることが可能だ。ただしSP借金をした状態では、技や魔法を使用する際に、利息として普段より多くSPを消費するデメリットがある。マイナスになったSPは時間経過によってゼロまで回復し、回復すれば再び技や魔法を使うことができる。
▲SP借金した状態では、走ることができないのもデメリットの1つ。それでも、技を多用したい時にはオススメのアーティファクトだ。 |
“ATK成長大”や“HP成長中”など、レベルアップした際のステータス成長にボーナスが付くアーティファクト。“わきやく”の特定のステータスを強化したい時に向いている。
▲“SP借金”を使えば、もともとのSP値を超えて魔法を発動できる。マイナスになった分は時間とともに回復するが、魔術師はその際の回復スピードが他の職業より早い。比較的、アーティファクトの特性を生かしやすいはずだ。 |
▲同じ成長系アーティファクトを複数設置することで、レベルアップした際に“わきやく”の特定ステータスを強化できる。何かに特化したキャラクターは扱いやすいので、そんな“わきやく”が欲しい時に活用しよう。 |
▲速さを強化するアーティファクトを多く設置すれば、ダンジョン内を素早く駆け抜けることができる。敵が多いダンジョンの場合、敵の間をくぐり抜けることも戦術。 |
†魔装陣から知る新職業の特徴†
200種類以上の魔装陣が登場する本作。新たな魔装陣だけでなく、新たな効果の付いたマスも登場する。ここでは新固有マス“覚醒”の効果や、新たな魔装陣、魔装陣に見る新職業の特徴を紹介する。
今作の魔装陣には“覚醒マス”と書かれた固有マスが配置されていることがある。技の“かくせい”を使用すると、表示された数値分だけマナがプラスされ、その先につながったアーティファクトが起動する。
▲“かくせい”の効果は一定時間続くため、その間はつながったアーティファクトの効果を発揮した状態で戦うことが可能だ。 |
セイント | レンジャー | |
▲回復魔法で、仲間を回復させられるセイント。しかし、魔装陣はHPマイナス効果を持つマスが少し多めなので、HPには注意が必要となるかもしれない。 | ▲SPDのアーティファクトを置くマスが他の職業より多いため、SPDを強化できる魔装陣が多い。草地やネバネバ部分を早く動けるレンジャーの特性とあわせて利用できそうだ。 |
魔法剣士 | 呪術師 | |
▲戦士のようにATK、DEFを強化できる魔装陣が多いが、戦士と異なるのは、“みちづれマス”が多いこと。誰か1人が倒れると、一気に戦況が苦しくなるかもしれない。 | ▲マナをマイナスにしたり、アーティファクトのつながりが複雑であったり、上級者向けの魔装陣が多い。しかし“覚醒マス”をうまく使えば、ここぞという時に大きな力を発揮できるはずだ。 |
→キャラクターはより細かく、武器は自分好みに、
音楽もオリジナルで作れるエディット機能を紹介!(2ページ目へ)
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