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2011年8月22日(月)

『アーマード・コア V』自分たちで出撃して試行錯誤もできる領地カスタマイズ紹介

文:電撃オンライン

 フロム・ソフトウェアは、2012年1月発売予定のPS3/Xbox 360用ソフト『アーマード・コア V(以下、ACV)』の新情報を公開した。

 『ACV』は、自由度の高い機体カスタマイズ、愛機を自由に動かせる操作感などが人気を博すメカACT『アーマード・コア』シリーズの最新作。今作では、従来作の遊びに加えて“チームによる領地争い”という新たなシステムが導入され、それを軸としたさまざまな新要素が採り入れられる。今回は、その領地争いに直結した要素である“領地のカスタマイズ”について紹介していく。

●これまでの記事
→新しくなった『ACV』の概要紹介
→領地争いとオペレータなどの紹介
→シングルプレイについての紹介
→パーツとアクションについての紹介
→領地を奪うまでの流れと世界観の紹介
→ストーリーミッションのキャラと声優コメントを紹介

■難攻不落を目指して知恵を絞る“領地カスタマイズ”

 チームが領地を獲得すると、自分たちの領地が『ACV』の世界に“領地ミッション”として配信され、他のチームはその領地へと侵攻することができる。チームは、領地を簡単に攻略されないために、領地内に防衛システムを配置する形でカスタマイズすることが可能だ。カスタマイズはチーム内の誰でも行うことができ、カスタマイズして作成された“カスタマイズデータ”を上書きすることで領地のカスタマイズパターンが変更される仕組みになる。

 1つの領地に対して、“ターゲットの破壊”や“データ収集”など複数のクリア条件が存在し、プレイの際には侵攻する側がそれを選択できる。なので領地をカスタマイズする際には、クリア条件を意識した防衛システムの配置が必要になる。

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲領地のエリア(マップ)にはいくつかのバリエーションがあり、同じエリアでもランクの高低が分かれている。領地ランクが高くなるとカスタマイズできる幅が増えるので、攻める側にとってはより難度の高いエリアとなるだろう。

 領地に配置できる防衛システムの種類は約70もあるという。領地ランクが高いほど選択の幅が広がるので、より自由度が高く奥深いミッションの作成が行える。以下に領地カスタマイズの特徴を簡単に紹介する。

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲防衛システムは、大きくわけて砲台系とジャマー系に分けられる。砲台系は主に敵を直接攻撃するタイプで、ジャマー系は敵の動きを止めるといった間接的な効果を持つタイプだ。
『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲砲台系とジャマー系という分類から、さらにサイズや攻撃属性、攻撃範囲、性能タイプなどが異なるものに分かれる。また、防衛システムは無制限に選べるわけではなく、各システムごとに使用電力が決まっていて、領地の電力を超えて設置することはできない。
『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲領地のエリアやランクによって総電力量、防衛システムを設置できる場所が決まる。▲カスタマイズでは、防衛システムのタイプ、設置場所、設置方向を決めて配備する。円形状の青い範囲が各防衛システムの射程範囲で、火力の集中場所などが一目でわかるようになっている。

 ターゲット設置場所やミッションのクリア条件への対応、想定する敵の侵攻ルートなど、さまざまなことを考慮しながら、クリアされづらい領地へとカスタマイズしよう。防衛に成功すれば、ランクに応じてチームポイントを得られる。またカスタマイズした領地には、テストとしてチームメンバーが出撃することもできる。いろいろと試行錯誤をして、領地をカスタマイズしていくことが可能だ。

 プレイでは、カスタマイズされた無人の領地へ侵攻するミッションが基本となるが、チームメンバーが迎撃のために出撃して領地を防衛することも可能だ。また以下に“廃棄施設”と“山岳基地”と“無人都市”、3つのタイプのエリアを紹介する。

廃棄施設-BURIED FACILITY

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』

 わずかに街の痕跡を残した広大な砂漠。急速に進行した砂漠化によって、砂に埋没した街の跡と採油施設が存在する。高さのある構造物が皆無で、立体戦闘は極めて困難となる。基本的には開けた地形が広がるため、長距離からの攻撃の応酬が主体と考えられる。フィールドの一部に存在する障害物の多い空間をいかに利用するかが、作戦上のポイントとなるはず。

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲低ランク時のカスタマイズ画面。▲高ランク時のカスタマイズ画面。

山岳基地-ALPINE BASE

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』

 周囲を高い岩山が取り囲む、盆地状の地形。かつて何らかの基地として建造されたようだが、詳細は不明だ。中央の低地で戦闘を行う場合は、上からの撃ち下ろしに注意が必要。逆に高台となる場所は低地に対しては優位なポジションといえるが、足場が狭く、不意に接近されると非常に危険でもある。東側には岩壁の奥に基地が存在し、ここをいかにカバーするかがポイント。

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲低ランク時のカスタマイズ画面。▲高ランク時のカスタマイズ画面。

無人都市-ABANDONED CITY

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』

 川を挟んだ両岸に築かれていた都市跡。現在は無人の廃墟と化しているが、一部勢力が侵入して基地を建設している。渡河にあたっては対岸からの遠距離攻撃による激しい攻防が予想され、2つある橋を利用するか、あるいは正面からの突破を目論むのかの選択を強いられる。フィールド東岸には、極端な峡所となる地下空間があり、ここへの対処をいかに考えるかが攻防の悩みどころとなりそうだ。

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲低ランク時のカスタマイズ画面。▲高ランク時のカスタマイズ画面。

→ストーリーミッションの登場人物とキャストコメントを掲載(2ページ目へ)

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