2011年9月3日（土）
いよいよ発売を待つのみの『ダークソウル』！ 宮崎英高さんに聞くゲームの魅力
■ネットワークプレイならではの楽しさと浸入・協力プレイのメリットとデメリット
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――ネットワークプレイはまだ編集部でも体験できていないのですが、協力や侵入を行うことにメリットやデメリットはあるのでしょうか？
当然ながら、召喚側のメリットは攻略を助けてもらえることですね。召喚される側のクライアントのメリットは、攻略を助けて人間性を得ることができます。“誓約”によっては、これ以外のメリットが発生することもありますし、マルチプレイ自体楽しいよね、ということも当然あるかと思います。
――プレイヤーを助けて人間性を得られるのは大きそうですね。
一方、侵入のメリットはさまざまです。本作では、侵入は単一のシチュエーションで行うものではないので、それぞれにメリット……というか目的が異なってきますので。
――どのようなシチュエーションで敵対・協力プレイが発生するのかによる、ということでしょうか。
たとえば“人間性を奪いたい者と、その獲物”であったり、“貴重なアイテムを見つけた者と、それを狙う者”、または“何かを裏切った者と、それを誅する者”など、いろいろなシチュエーションがあります。それぞれに目的があり、その過程ないし延長上にマルチプレイが発生するイメージなので、メリット・デメリットのとらえ方は個人によって変わってくると思いますね。
――オフラインのみでのクリアは可能なんですか？
完全オフラインプレイでのクリアも可能です。トロフィーや実績についてもすべて取得できます。その点はご心配いただかかなくても大丈夫です。オンラインプレイにも当然メリット、そしてデメリットがあり、大体においてメリットが大きくなるように設計していますが、我々としてはそういう話ではなく、“オンラインプレイが楽しい”からやる、というのが理想です。好みの問題ではありますが、もし環境があれば、メリットやデメリットなど細かい話は抜きにして、オンラインプレイの刺激を楽しんでもらいたいですね。
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――本作でも床にメッセージを残せますが、メッセージの内容にはどのような種類があるのでしょう？
定型文と単語の組み合わせでメッセージが作れるのですが、すべての定型文とすべての単語を自由に組み合わせられるようにしています。ですから、一見変な、意味不明のメッセージも作成できますし、工夫したいでおもしろい使い方もできますよ。『デモンズソウル』の時、牛だか馬だかの死体の上に“レバー”というメッセージがあって爆笑しながら感心した記憶があります。本作でも、今から楽しみですね（笑）。
――ではそろそろ、まとめといいますか、発売を楽しみに待っているファンに、何か具体的で簡単なアドバイスをいただけますか？
アドバイスですか……難しいですが。オススメの“奇跡”を2つ紹介しておきます。“助言求め”と“フォース”です。“助言求め”は、メッセージをたくさん表示する魔法です。これが有効かどうかはプレイヤーの皆さんの良識にかかっているわけですが、きっと大丈夫だろう、すごく役に立つはずだ、と私は信じています。また“フォース”は、自キャラの周りに衝撃波を発生させる魔法ですがあまり直接的でなく、でも実は応用範囲が広めで、気に入っています。実は結構やりますよ、フォースは（笑）。
――やれる子なんですね“フォース”。覚えておきます。では最後に読者の皆さんへメッセージを。
かなり苦労しましたが、やっと完成しました。ご期待、ご不安、いろいろあるかと思いますが、おもしろく手応えのあるものにはなったと思いますのでぜひ楽しんでください。よろしくお願いいたします。
――製品版の発売がとても楽しみです。本日はどうもありがとうございました！
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