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2011年9月22日(木)

【レゲーの花道】懐かしのゲームを語る連載企画! 第2回は『バルーンファイト』!!

文:まっつ

★☆★ 昔を思い出しながらプレイしてみた ★☆★

【1-PLAYER GAME】(メインモード)

メインVC
画面内にいる敵をすべて倒すとステージクリア。ステージの構成は全部で12種類(フェイズ1~12)で、ステージ13以降はステージ4~12のステージ構成の繰り返しとなり、ゲームオーバーになるまで無限に続くようになっている。また、3つのステージをクリアするごとにボーナスステージが登場。4本の煙突から出現する20個の風船をできるだけ多く割るステージで、すべて割ることができれば高得点となる。なお、ボーナスステージに到達すると背中の風船が2個に回復する。

 

屁の音に似ていると思った。 ~俺談~

屁

最後にプレイしたのは、いつ以来だったかなぁ。ひょっとしたら、本当に小・中学生時代以来かもしれない。……とか思いながら、バーチャルコンソールの『バルーンファイト』を立ち上げる。

あ、このゲームって、タイトル画面のBGMがなかったんだっけ。

とりあえず、メインモードである「1-PLAYER GAME」をスタート。
スタート直後の軽快で懐かしい曲!
すかさず、ドッキ●カメラの仕掛け人みたいな格好をしたプレイヤーを操作する。十数年ぶりに味わう、独特の操作感覚。そうそうこんなカンジだったなーとニンマリ。

その感覚を取り戻しながらプレイしていると、俺の頭のなかに当時よく行っていたダ●エーのオモチャ売り場が浮かんできた。たぶん俺、『バルーンファイト』は、そのオモチャ売り場のフリープレイコーナーで遊びまくっていたんだと思う。「白のカセットかっけぇ!」も、そこで感じたことかもしれない。その一方で、2人同時プレイも遊んだ記憶もあるので、友だちの家でも遊んでいるはずなんだが……。思い出せそうで思い出だせない……。この問題はとりあえず保留!

BGMとSEが素晴らしい
このゲームを今プレイして思ったこと。それは、BGMやSEがとても個性的で、耳に残ること。ゲームスタート時の軽快な曲から始まり、敵が飛ぶときの「ピポピポ」音。風船が割れる音と、敵がパラシュートで墜ちていくときの物悲しい曲。敵を倒したときの「バピューン!」という威勢のいい効果音。フェイズをクリアしたときの小気味いいBGMなどなど。

個人的に気に入っているのは、フェイズをクリアしたときの「テレレレ、テテテー、テッテッテー♪」とプレイヤーが復活するときの「パパパ、パパパ、パッパラー♪」っていう、やたらテンションの高い曲。(文字じゃ伝わりにくいけど、プレイしたことあるひとなら分かってくれるはず)

あと、それとシャボン玉を割ったときの「パララッパ!」っていう短い曲。当時俺と友だちの間で、この曲に「ひなたぼっこ!」っていう歌詞を付けて、シャボン玉を割るたびに歌ってたような気がする。他にも「アプリコット」、「カプリソーネ」とかも言ってたかも。なんか思い出してきた。

なんか擬音ばっかりの長嶋茂雄っぽい文章になってきた。

特にスタート直後のBGMを文字で表すのは難しいな。
「テッテッテッテッテッテッテレテレテレテレ、デデデッブ♪×2」
だめだ、難しい。曲についてはここまで。


魚は今でも怖かった
とりあえずフェイズスタート直後に、準備中の敵を一気に蹴散らすのが気持ちいい。最初にどれだけ蹴散らせるかで難易度が大きく変わってくるゲームだと思う。当時はプレイヤーの操作すらおぼつかない状態だったけど、現在はかなり思った通りに動かせるようになってる。ゲーマーとしての経験値というヤツかなぁ。久々のプレイだったが、1回目でフェイズ26くらいまで進めることができちゃった。とはいえ、今プレイしても魚が潜む水辺付近はやっぱり怖い(笑)。

あと感じたのが、地上(足場)に降り立ったときのホッとする気持ち。コレなんなんでしょうね?
二足歩行をする生き物のサガってやつでしょうか(笑)。

地に足をつけるって素晴らしい。


★ひとくちテクニック
敵の風船を割るには、常にその敵よりも高い位置に行くこと。画面の左右は行き来することができるので、それを利用して近道することも大切だ。フェイズスタート直後、敵は地上にいる。敵が風船を膨らましてから飛び立つまでに時間があるので、それまでに近づいて一気に蹴散らすようにしよう。

【バルーントリップ】

トリップVC
強制横スクロールで進んでいく、シングルプレイ専用のモード。基本的に足場は存在せず、常に空中での操作を要求されるのが特徴。大量に出現するカミナリを避けながら、各所に浮いている風船を割っていこう。風船を20個連続で割るとボーナス得点が入るうえに風船の色が変化し、風船単体の得点もアップする。なお、風船の色は緑(300点)→橙(500点)→赤(700点)の3段階となっている。

バルーントリップの無数のカミナリを見ると、
ガキの頃、お盆の帰省ラッシュで見た
無数のヘッドライトを思い出す。 ~俺談~

トリップ

「1-PLAYER GAME」がこの作品のメインモードなら、「バルーントリップ」は、シングルプレイ専用のおまけモードといった印象。でも奥深さは「1-PLAYER GAME」にまったく引けを取ってない。このモードには大量のカミナリが出現し、それを回避するには繊細な操作が要求されるのだ。ちょっと油断するとすぐに感電して落ちてしまううえに、1度ミスしたらそこで終わり。

当時ガキだった俺にとって、このモードは難しすぎてちょっと毛嫌いしてた覚えがあるんだけど、今プレイしてみると、驚くほど進められることが発覚。しかもおもしろい! っていうか、先に進むとカミナリが斜めに飛んでくるなんで今回のプレイで知った(笑)。かなり熱中してしまい、最終的には40個連続で風船を割れるところまで上達してしまった!

繰り返しになるけど、やっぱり自分自身、ゲームがうまくなってるんだなぁ。うれしいような哀しいような(笑)。ちなみに自己ベストは62020点でした。

このモードはBGMもいい感じ。「1-PLAYER GAME」におけるボーナスステージの曲なんだけど、ゲーム中で最も長編の音楽。『バルーンファイト』のメインテーマだと、勝手に思ってます。あと、ミスしたときのBGMが「1-PLAYER GAME」におけるフェイズクリアのBGMになってるところもポイント。軽快なBGMにイラっとする人もいるかもしれませんが、個人的にはこのセンスは好き。

★ひとくちテクニック
風船を20個連続で割ると風船の色が変化し、ボーナスが入る。高得点を狙うには必須事項だ。前半部分は、風船の位置が固定化されているので、そのパターンを覚えてなるべく早めに割っていくのがコツ。狭いところではAボタン、一気に進むときはBボタンを使っていこう。

●書いている人:まっつ

 電撃SEGA EX、電撃セガサターン、電撃ドリームキャスト、電撃ゲームスなどで主に読者ページを中心に細々と働いていてきた、昭和50年生まれのライター兼編集者。ファミコン全盛期の1983~1988年ごろは、埼玉県浦和市(現さいたま市緑区)に住んでいた。頭はだいぶよくない。好きな動物は“もぐら”。最近、きんぴらごぼうで前歯が折れた。折れっぱなし。

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