News

2012年4月16日(月)

とっつきにくさの向こうに奥深さがある! 『ガンスリンガー ストラトス』を遊んだ電撃の編集たちが魅力とあえて欠点を語る

文:電撃オンライン

前へ 1 2 3

■梅原氏が言う「10年に一度の衝撃」かどうかは断言できないが
奥深さや戦略性は確実にあった!

野村:ゲームがやり込まれてくると、戦略・セオリーができてくる。このタイトルは、そこまではすぐにいけると思う。

親方:まだ好きなキャラを選んで、近いやつを狙うだけですからね。でも、戦略やセオリーはドンドン練り込まれていくと思いますよ。

野村:そうなると駆け引きが出てきて、さらに楽しくなる。

『ガンスリンガー ストラトス』

ゴロー:こちらが起き上がる時に真上に飛ばれているだけで、かなりきつい。

親方:忍者で真上に飛んで、敵の無敵が切れるくらいに降りてきて、ステルス使って格闘で斬る!

野村:起き攻めは改良の余地あり。無敵時間中の行動の選択肢を増やすとか、調整されればいいんだよね。

親方:あんまり無敵時間があるとバランス的に難しいですが、すぐに反撃もできるけど、何もしないと無敵時間が長くなるとかはアリですね。仕切り直しができるので。

kbj:あと、武器はダブルスタイルの2つと、サイドスタイル、タンデムスタイルの4つがセットになっているんですが、ポイントためることでそのセットを変えられるんですね。本稼働版では、この数がものすごい量用意されているというので、そこの奥深さも楽しみです。

『ガンスリンガー ストラトス』

野村:それをできるようになったら、チーム戦がやばくなるよね。皆で集まって遊ぶような流れに確実になる。

ゴロー:コストが高いと「絶対に死ぬなよ!」って皆から言われる(笑)。あとはうまいプレイヤーがいたら、他の人はシールドをはってその人をひたすら回復するとかいう戦略もアリだよな。

野村:いろいろと武器が用意されているのは、遊びの幅が広いよな。その他だと「このキャラならこの武器を強化する」というお約束もできそうだね。

親方:鉄板という組み合わせはできるでしょうね。

野村:それで、手に入れた強力な武器が次のバージョンアップで弱体化して、残念な気持ちになるとかありそうだな。

親方:バランスでがらっと変わるゲームですからね。まあ、格闘ゲームは大方そうですけど(笑)。

『ガンスリンガー ストラトス』

野村:今遊んだだけで、これだけ語っているのに、まだそんなカスタマイズ要素があったら、どうなるんだ? ……このゲームさ、コアユーザーを長く遊ばせる力はあると感じたね。

親方:それは重要ですね。今日やって思ったのは、とっつきは多少悪いけど、やってみるとおもしろいシステムなので遊んでしまいそうだということ。「どのぐらい奥が深いかな?」と思ったけど、カスタマイズで練り込み具合が増えてくるわけだから、かなり長く楽しめそう。

野村:インカムを稼ぐためには、長く遊んでもらう必要がある。それに必要な持続力は、ゲームシステムやチーム戦の駆け引きからもありそうだと感じた。

親方:稼働版で現状の10キャラ以外にどのようなキャラクターが発表されるかわからないけど、その中からどの4人を選ぶか、それだけでかなりの戦略性があるのは間違いないですね。

野村:キャラだけを見るとカジュアルゲームに見えて、入りやすいけど簡単そうに思える。でも、実はカジュアルゲームではない。内覧会で「梅原は言わされてるんじゃねえの?」って、皆考えたと思うんだよ。

(一同爆笑)

kbj:正直言わされていると、思いました。

野村:だよね? スクウェア・エニックスさんに「言わせたんでしょ?」って聞いてみたら「いや、そうじゃないんです」って言っていたのよ。でも、それを聞いても遊んでみるまではわからないじゃん? 正直、半信半疑だった。でもでも、遊んでみたら梅原が言っていたことは、彼自身の偽りのない言葉だというのは理解できた。

親方:“10年に一度のインパクト”かどうかはもうちょっとやってみないとわからないけど(笑)、おもしろさは確実にありましたね。

kbj:10年前って『WORLD CLUB Champion Football』が稼働して、周りでも話題になったんですね。確かにその時と同じような盛り上がりの感覚はありましたね。ただ、『ガンスリンガー ストラトス』がスタンダードになるかは、筐体の大きさや筐体の価格もあるのでわかりませんが。

野村:そこは現実的な問題だからね。

kbj:それにも関係するんですが、本作によってゲームセンターに来てもらおう、盛り上げていこうというスクウェア・エニックスの心意気を感じました。

親方:2丁拳銃は、コンシューマで用意するのは難しいだろうね。

野村:磨耗や耐久力を考えると無理だろうね。そこを含めて、ゲームセンターにユーザーを戻すきっかけになるかもしれない。個人的には最近、世代的にゲーセンには行かなくなったけど、ちょっと行ってもいいかなって思った。

ゴロー:プレイスタイルの進化は、見てみたいとは思った。

野村:新しい客層を呼び込むことも重要だけど、昔やっていたプレイヤーを呼び戻すのも重要。親方は今日プレイして、「奥が深い」と思えたんだよね?

親方:先は間違いなく見えてないです。キャラクターの戦略を練りこんだ上に、カスタマイズがあり、4人の組み合わせもある。かなり楽しめるんじゃないですかね。

野村:奥深さを感じる人はいるはず。その人たちによって「奥が深い」というのが広まれれば、キャラクターやガンACTという印象から、なんとなく敬遠していたコアゲーマーを呼びこめるんじゃないかな。

『ガンスリンガー ストラトス』

親方:正直、パンチラゲーという印象もあったんですよ。でも、やっている時にゴローと話したんですが、やっている本人たちはパンチラを見ている余裕がない!

ゴロー:終わってから「しまった、見忘れた!」って気づくぐらい(笑)。

親方:普段の格闘ゲームだと、女性キャラはあまり使わないけど、戦略がマッチするならアリだと感じましたね。

ゴロー:ネットでも話題になりそうな奥深さはあった。

野村:ロケテストですでに残念なタイトルってあるじゃない? そういうタイトルって、どうチューニングしてもゲームの根幹は変わらないから、本稼働しても残念なことになるケースが多い。

(一同失笑)

野村:昔、何本かそういうタイトルを見てきたけど、『ガンスリンガー ストラトス』はとても好感触だったな。

ゴロー:バランスブレイカーを探したけど、いなかった。最初は忍者かと思ったけど、組み合わせによっては近寄る前にやられてしまうこともあるので。

野村:根本的な動きやシステムとか、あとで変えられない部分が奥深くまとまっていたという感想を持ったかな。土台がしっかりしていたよ。

親方:次のバージョンが出たら、またロケテで触りに行きたいですね。

kbj:マップによっても戦略に違いが出ますしね。また遊びたいです。

野村:そうだね。かなり楽しみなのは間違いない。

(C)2012 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

■“GUNSLINGER STRATOS.netβVersion”アクセス方法
以下のQRコードでアクセス可能。

“GUNSLINGER STRATOS.netβVersion”

データ

▼『ガンスリンガー ストラトス』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:AC
■ジャンル:STG
■稼働時期:2012年夏予定

関連サイト

前へ 1 2 3