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2012年4月25日(水)

体験版Aルートの評価点は平均86点! Xbox 360『ルートダブル』体験版ユーザーレビューの結果を発表

文:ごえモン

■クリアして感じた作品のよかった点とよくなかった点は?

 先ほどの皆さんのコメントはあくまで点数の補足でしたが、ここからは“体験版をクリアして感じたよかったと思えるところ、よくなかったところ”をガッツリ紹介していきます! なお誤植など、一部修正して掲載させていただきました。不満点も掲載していますが、皆さんの意見を参考にして、製品版では大体のものが改善済みです。また、対処法もありますのでご安心ください。(※並びは五十音順)

●イニシエイトさん/評価点:75点

・よかった点:分岐システムや展開、ちょこちょこ出てくる用語にワクワクしっぱなしだった。システムは文句のつけようがない。プレイしやすい。

・よくなかった点:銃の効果音がcz75のほうはいいのだが、グロック?のほうがどう考えてもおかしかった。事件発生などの主人公へのはじめの説明時、テキストの説明と施設のCGの上に同じテキストが出ているが、くどい感じがした。オープニングに文字を出しすぎて少し陳腐な感じが出てしまっている。

【作品に対するその他のコメント】

 分岐のシステムの複雑さからデバックとか大変そうですが、頑張ってください。 MAPなど製品版では作品をさらに楽しめる要素が加わるということで楽しみにしています。春が終わる前に発売するのを楽しみにしています。

●宇悲多さん/評価点:69点

・よかった点:話のボリュームと、プレイヤーを飽きさせない、一難去ってまた一難という話の展開。製品版への期待が十分に持てる内容でした。

・よくなかった点:ストーリーには引き込まれました。しかし、登場人物が次々と死んでいくのは心が痛いです。登場人物が死ぬという悲劇で同情を誘うのは効果的かと思いますが、私としては食傷気味ですし、今後の展開も大まかですが予想がついてしまいます。システム面では、メニュー画面を出す、セーブを呼び出すなどのボタンの配置がわかりにくく、結局慣れないまま体験版を終えてしまいました。あと一番重要なことなのですが、登場人物の声を1人1人オンオフ切り替えできるようにしてほしいです。1人だけ苦手な声優さんがいますので。

【作品に対するその他のコメント】

 謎が深まるシナリオで、体験版としてこれだけのシナリオを出したのも納得できました。よくなかった点にて予想がつくと書きましたが、どのような形で予想が裏切られるかが非常に楽しみです。

●エイチ直水さん/評価点:98点

・よかった点:体験版プレイ後、再度製品版をプレイすることになると普通、だるくなるだけなんですが、この作品の場合は物語を深く読むことに意義があるので1回だけじゃ足りなく、何度も読みたくなる内容、ということが素晴らしかったです。SSS(Senses Sympathy System)に関しては画期的だと思います。選択肢であらかじめ行動を決めた場合「こんな行動はいやだな」と思いつつ選択する場面もあるのですが、SSSの場合、感情の上下をあらかじめ入れておくだけなので、その結果、行動が発生したとしても納得できる形である、という仕組みがすばらしいです。結果論でいうとどちらでも同じ行動になるんでしょうが、過程が違うだけで納得してしまうのはコロンブスの卵的発明と言ってもいいのではないでしょうか(SSSのすごさはこれだけではないと思うのですが、体験版ではまだ不明ですね)。内容については謎が謎を呼び、考察するのが楽しくて仕方ないです。体験版段階ではすべての材料がそろってないとは言え、それでも考察したいと思わせるのは物語の力だと思います。絵に関して、賛否両論があるのはわかるのですが、一度プレイするとこの絵でしかプレイしたくないと思わせるものです。立ち絵の細かい表現など、これだけを見ても既存のAVGより力が入ってると感じます。あと恵那先生の常識外れなアレには参りました。やってくれるぜ……。風見さん一筋だった俺をいとも簡単に……くそう……(うれしい)。

・よくなかった点:ユーザビリティに関してはまだ改良の余地があったのかな、と思います。せっかく細かい配慮がされているのに、余っているレバーとかボタンがあり、それを生かせてないのが残念です。もう少し多様なプレイスタイルを想定してほしかった。メーカー側が考えているプレイスタイルでプレイする分には全然問題ないんですけどね。

【作品に対するその他のコメント】

 少なくとも“体験版”と名の付いたAVGでは史上初の出来ではないでしょうか? AVG以外のゲーム体験版では素晴らしいものは他にもありましたが、AVGといういわゆる“物語を読ませてしまったら終わってしまう”という制約の中で再度読みたいと思わせるシナリオ、魅力的なキャラクター郡、繰り返しプレイを想定した快適な操作性、開発メンバーの方々がすばらしく力を発揮されている作品ではないかと思います。体験版を出すことによって製品版のハードルもあがってしまったのではないか? と心配にもなってしまうのですが、製品版ではもっと想像のつかない驚きがくるのではないかという期待感の方が大きいです。できるだけ多くの人にプレイしてもらって「『ルートダブル』めちゃくちゃおもしろかったよね」と言い合いたいです。

●缶詰パンをたべてるギウスさん/評価点:65点

・よかった点:謎を多く抱えてAルートが終わったところがよかったです。次のルートをやる前に、その謎を自分で考えるのがとても好きなのでいろいろな思考を広げて製品版に備えたいです。

・よくなかった点:SSSが少々わかりづらいと感じました。自分では今後「こういうふうに行動してほしい」と考えて「このキャラの数値を上げればこう行動してくれるだろう」と思っても、実際には真逆の行動になってしまう場面が多々ありました。 こういったAVGにおいて常に感じていたことですが、選択の自由度がもっと高いとなお、おもしろみがあると思います。

【作品に対するその他のコメント】

 一度クリアしましたが、クリアした上でもう一度Aルートを最初からまたやろうと思いました。1周目じゃわからなかったことが、2周目で理解できると思うので2周目が楽しみです。そしてBルートがある製品版に期待しています!

●くーさん/評価点:80点

 スキップ、オート、ジャンプ、バックログなどの機能が充実しているのがいい。ヒントも表示されるので、ゲームオーバーになっても詰まることがなく快適である。猜疑心や緊迫感あふれるシナリオは非常におもしろい。初見では萌え系っぽい絵柄に抵抗があったが、進めてゆくうちに、これはこれでいいと思えた。基本的にオートで読み進めていたが、センシズを操作する際にオートを切らなければいけないのが多少面倒に感じた。センシズの受付猶予もわかると便利に思う。

【作品に対するその他のコメント】

 おもしろいと思います。10時間以上のプレイ時間でかなり満足できますし、それでいて、多くの謎が製品版への欲求を高めるつくりになっています。ミステリーやサスペンスが好きなのですが、そういうゲームは多くないですよね。期待しています。

●黒酢さん/評価点:88点

 わずか9時間の出来事、かつ危険度が線量やADの所持数と言う“数値”として示されるおかげで常に緊迫感が維持されており、『Ever17』の時に感じた様な中だるみがなかったのが非常によかった。ストーリーが進む毎に増える謎や変化して行く人間関係、中盤リフトのシーンでの希望から絶望への転落など、飽きる要素がない。再プレイをすることで感じる違和感が将来解消されると思うと、その違和感すら心地いい。シナリオ面で言えば、ADの残り数に比してやや登場人物の切迫感が足りない気がするのが欠点か。一方システム面ではバックログからの再スタートが可能なことや、バックログにサムネイルが付いているという便利さ、ショートカットキーが設定されていることなど非常に快適。AUTOモードを手動で解除しない限りそれ以外の操作を受け付けないことと、リップシンクが完全ではないことだけが不満。特に前者は地味にストレスなので、可能ならば製品版での対応が望まれる。

【作品に対するその他のコメント】

 もともと限定版を予約していたが、今回の体験版をプレイして、予約していて正解だと感じた。少なくともここ数年のノベル系では一番の期待値。infinityの看板こそ他社が持っているとは言え、これこそ正統な後継作と言える物になっていることを期待。

●水道管さん/評価点:50点

・よかった点:伏線がたくさん張られていること。バッドエンディングの豊富さ。セーブ、ロード、ログ画面の呼び出しの軽さ。先が知りたくなるストーリー

・よくなかった点:1 センシズに起因するもの。センシズを選択するときの唐突感と選択時間の不明瞭さ。いまだにセンシズの意図が理解できない。センシズを使う際の画面切り替えの煩雑さ(右上だけで操作させてほしい) 2 画面表示部分。テキストは3行、文字間ちょい詰めたほうが読みやすい。ログ表示の選択部分の画面反転が明るい部屋の液晶テレビだと見えない。キャラクターがすべて子どもに見えるので物語の没入感がない(ex.火災現場でロン毛の隊員やミニスカが普通に走るまわる、人物のパースが狂っているなど) 3 ストーリー部分。チャプター4まに入るまでだらだらで飽きる。誰を選択しても同じような話があるだけ(ex.穴に落ちて引き上げるキャラが変わるだけ)。ADの説明にある放射線と放射性物質の誤用(ex.体内被曝と体外被曝の説明部分)。

【作品に対するその他のコメント】

 序盤の展開がだるいです。説明と伏線をばらまくための必要な部分とも思いますが“伏線とミスリードを読まされている”と感じます。センシズについて、新たなチャレンジは素晴らしいと思います。しかし物語序盤ならいざ知らずキャラクターを覚えた辺り以降、センシズの画面切り替えを強いられるのは読むペースが乱され不快でした。また、体験版ではエンディングが1つしかないようなので“一本道のストーリーを読むのにいちいち邪魔しているだけ”との印象です。悪い点ばかりあげていますが、これは細かい点をあえてあげています。発売を心待ちにしていますので、最後の追い込みがんばってください。

●聖司さん/評価点:85点

・よかった点:システムのおもしろさや、ストレスなくプレイできる完成度はもちろんですが、テキストのクオリティが非常に高く、相当快適に読み進めることができました。サスペンスフルなストーリーが素晴らしいです。“止め時が見当たらない”という言葉の通りで、冒頭だけ……と思って始めたら、ひどいことになりました(笑)。“伏線の張り方”のうまさに感服しました。真相に手が届きそうで届かない、このもどかしい感じがたまらないです。ラスト「実は●●がない?」という展開には呆然とさせられましたが、公式サイトなどで、その周辺に関してすごくうまい記述がされていることを知り、驚くと同時に感心させられました。演出が格好いい! プロローグからスタッフロールに至るまで、気合の入った演出が心憎いです。まるで1本の映画を見ているかのような気分にさせられました。

・よくなかった点:極めて些細な部分ばかりなのですが……公式サイトのイベントCG紹介がかなり終盤まで踏み込んでおり、そのため体験版のEDがほぼ予想通りになってしまっていたこと。とはいえ、これによって致命的におもしろさが失われたということはまったくなく、むしろここまで先の展開がわかっていてなおこれだけ楽しめたということに驚いています。読み進めるのが早かったのかもしれませんが、予想よりは大人しめのボリュームであったこと。先が気になりすぎて次々に読み進めてしまった結果かもしれないです。もっとも、実際のプレイ時間以上に“一瞬で終わってしまった”という心理的な要因が働いているのは間違いありません。……つまりは、それだけ楽しかったということです(笑)。体験版だからだと思いますが、スタッフロールなど、画質が荒い(文字が潰れている)と感じる場所が何箇所かありました。製品版ではこの辺りも最高クオリティで体験できると思いますので、楽しみです!

【作品に対するその他のコメント】

 ひと言でいって、おもしろかったです。「Aルートを丸々プレイさせてしまって、謎が解けてしまったりしないのか?」という心配は、完全に杞憂に終わりました。その代わりに、「この謎はすべて解けるのか?」という新たな不安が生まれましたが……中澤さんのこと、これも必ずや杞憂に終わることを知っています。 今はただ、先が知りたいという思いでいっぱいです。

●TATSUOさん/評価点:80点

・よかった点:極限状態のサバイバル感が出ていて、続きが気になる展開の連続だった。主人公がカッコいい。なよなよしている主人公が多い中で、自分を貫き通そうとする姿勢に好感が持てた。システム面が親切で、ちょっとBADEND見てみるかという気分にもなれる。

・よくなかった点:災害物かと思ったら、SF色のかなり強い作品のようだった。ユウリの声が、他のキャラに比べて小さく聞き取りづらい。ゲーム中に出てくるMAPが、小さくて見にくい。今どこにいるの?状態。

【作品に対するその他のコメント】

 Aルートの方が、Bルートよりおもしろそうな内容だったので、Aルートを体験版で遊べたのはよかったが、楽しみが減ってしまった。しかし、Aルートをすべて遊ばせてくれたメーカーには感謝したい。購入の参考になった。

●土下座の舞さん/評価点:80点

・よかった点:続きの気になる展開や伏線。操作性やコンフィグの快適さ。センシズによる直感的な分岐。ユウリちゃん可愛いよ。

・よくなかった点:分岐点でのみセンシズを操作するという形式なので、オーソドックスな選択肢のゲームとそれほど大差は感じられない。ユウリちゃんの出番が少ない。

【作品に対するその他のコメント】

 もともと期待度の高いタイトルではありましたが、体験版をプレイしたことにより、その期待はさらに大きなものになりました。ただセンシズのシステムについては、改良の余地があるのではないかと。危機的な分岐点が簡単にわかり、緊張感に欠けるので 仮にどこで分岐するのかわからない仕様で、いつでもセンシズが操作できたら 緊張感もあり、ゲーム性も増したのではないかと思ったりしています。あとユウリちゃんが可愛すぎて参りました。

●ねこさんさん/評価点:90点

・よかった点:センシズ・シンパシィ・システム。今までになかった新しい方法だと思った。従来では信用するか信用しないかの選択であったが、このシステムにより“信用するけど少し疑う”ということができるようになった。また、プレイ中にセンシズシステムを利用すると誰を信用するべきか非常に考えさせられた。どのキャラクターも正しいことを言っているように見えるし、何か裏がある気がする。でもそれを言うなら主人公(プレイヤー)である渡瀬のことも信用していいのかスゴイ悩んでしまう。渡瀬を信じない場合は、誰か別の人を信じなければならないがその信じた人にも裏があるんじゃないか? 本当に信じていいのかと疑心暗鬼になってしまいそうになる。そして選択後にも心のどこかでは完全に信用できてないこともあった。主人公への感情移入のしやすさやオリジナリティーとしてはセンシズシステムは満点だと思う。ゲーム内容。序盤から緊迫した状況であり謎も多いため序盤の引き込みが非常に強い。また、常に新しい問題が起き渡瀬たちが動き回るため中だるみということがほとんどない。体験版も止め時を失い食事以外には席を立たずにずっとプレイに集中できた。システム面。スキップ機能の速さや次のシーンへ飛ぶと言った周回プレイに優しい機能がついている。また、最初は慣れなかったがショートカットメニューの使いやすさ、セーブ箇所の多さなどかゆいところに手が届くような感じだった。

・よくなかった点:センシズシステムとバッドエンド。最初の方はセンシズシステムがわかりづらかった。そのせいで幾度となくバッドエンドになりバッドエンドというよりネタに近い気がした。また、全員の意見を聞いてからセンシズシステムを使おうと考えているといつの間にか時間切れで物語が進んでしまった。主人公が考えるようなシーンを3クリック分くらい設置して、そこで入力するようにするかあと何クリックでセンシズが使えなくなるかを表示してほしかった。また、バッドエンド後に1回1回タイトル画面に戻されるのも少々面倒。今まで、中の物語に集中していた分タイトル画面を見てやる気が削がれた。はい、いいえでタイトル画面か間違った場所のセンシズシステムまで戻ることができたらいいと思う。

【作品に対するその他のコメント】

 水道水とは違うのだよ水道水とは! ところどころに散りばめられたちょっとしたネタや会話のテンポのよさがとてもおもしろかった。体験版として異例なほどの長さもあって、この体験版で十分に製品版の雰囲気や内容がわかると思う。今年はXbox 360のAVGがあまり発売されないこともあって、このゲームにはとても期待しています。発売延期になってしまったのは残念ですが製品版の発売を楽しみに待ってます。

●ねばえばさん/評価点:65点

 文字のフォントサイズがすこし大きく感じた。フォントサイズなども自分で調節できればいいかもしれない。SEやBGMがしっかり使いわけられていた。違和感を感じることなくプレイができた。クイックセーブの回数が極端に多過ぎる。毎回毎回少し話が進むごとにされていって不快に感じた。

【作品に対するその他のコメント】

 今回の体験版では、全体の4分の1程度の内容ということでシナリオ部分では感想を言えることがあまりありません。ただ体験版をプレイしてみていろいろ考える部分があったり、伏線めいたものが多く、今後の展開に期待です。システム面で一番気になっていたのは、やはりセンシズです。選択肢の代わりとして用意されているこのシステムですが、一番最初のチュートリアルで、3回ほどループしました(笑)。しかし理解してみれば、それほどややこしくなく、感覚的にプレイを進めることができました。さらにこのシステム自体はとても新鮮に感じました。とてもおもしろい要素の1つだと思います。このゲーム自体おもしろく感じるシナリオとシステムですが、個人的に気になった部分を。まずキャラクターデザインですが、ちょっと違和感。なんていうか突っ込むところじゃないと感じつつ言わせてもらいますが、Aルートの守部の髪の長さおかしくない!? 救急隊員なのに、なにあの舐めた髪型!? せっかくのキャラ設定とか全部台なしになってないかなぁとか思ってしまったり。てか全体的に作品の雰囲気にあってないんじゃないかと感じてしまいました。BGMもせっかく使い方がいいのに、なんか微妙。曲自体サントラとか欲しくなるほどじゃない感じでした。上記の不満点までもが、ストーリーの伏線であったりしたら、すみません土下座した上であと3本新品で購入します。この作品自体期待しているので発売が楽しみです。細かな部分で調整をしていただいた上で、さらなる品質の向上を期待しています。

●ねるねるさん/評価点:95点

・よかった点:クリア時間9時間と書きましたが、一気にプレイしちゃいました! それほど先のすごく気になる展開が続いて、止めどきが見つかりませんでした(笑)。(実際いつのまにか9時間経っちゃってました)みけおうさんの絵もとてもかわいくて、最強タッグだと思いました。バッドエンドが多いのも物語に緊張感があっていいと思います。

・よくなかった点:ルートAがエンディングまで! とのことでしたが、中澤さんがおっしゃっていた通り、むしろ先が気になるようになってしまって、ただの販促やんけ! と思ってしまいました。 体験版やったら先が気になりすぎて製品版もやらざるを得ないですね。

【作品に対するその他のコメント】

 センシズシステムですが、体験版の範疇ではほとんどの場合全員MAXの状態で進めることになったので、ここからどうやって活用していくのかとても楽しみです。これまでだと選択肢で十分事足りるのではないか、という感じなので。あと主人公のゲージがわかりにくい印象を受けました。どれだけ自分を大切にするか、と説明を受けたのですが、外側に近いほど勇敢になっていくのはなんでなんでしょうか?(笑) あと物語は主人公視点で進んでいくのですが、自分(プレイヤー)が知っていること、主人公とともに体験したことを記憶障害のせいで思い出せない、というのはちょっとイラついたので、製品版に期待です。ユウリちゃんがめちゃかわいいです。

●萩原拓也さん/評価点:100点

・よかった点:絵柄、BGM、シナリオ、インターフェイス文句のつけようがありません。製品版はMAPも表示されるようで、さらに便利になることを期待しています。セーブ&ロードが非常に軽快。セーブ情報もセーブした時間とゲーム内時間が表示されるので、ロード時に非常に便利。シナリオが丁寧で、展開にもムリがないため、話は長いのに苦痛を感じませんでした。

・よくなかった点:後半、ファクトリーでのエンジンカッターがうるさかった。

【作品に対するその他のコメント】

 体験版としては非常にサービスあふれる作りになっていて、とても引きこまれました。本当に10時間超えましたし。とっつきにくいと思われたセンシズも丁寧に解説されていて、簡単ながらも奥深い作りになっていて楽しそうです。慣れるまでは渡瀬が暴走したりしますが。(消火は俺に任せろ! 的な意味で渡瀬をMAXにしたら、全力で逃げたりしましたしね。全力出すのはそっちじゃないだろー! と爆笑しました)  また、体験版の最後のたたみかける展開は見事です。これは続きが気になって製品版がぜひとも欲しくなります。発売日決定が待ち遠しいですね。ゴールデンウィークに合わせてきたらそれだけで休みが潰せそうです。 あと、中澤さんのツイッターも地味に楽しませてもらっています。ちょっと質問したらかなり丁寧に答えていただいて恐縮でした。キャラがみんなそれぞれに考えながら動いているのが好感触。特に恵那先生との徐々に信頼関係が築かれていく展開は際立っていました。「私は味方よ」のくだりは「貴女だけは絶対生きて帰す」って思いました。体験版なのでアレな結果になりましたが(笑)。製品版では最終的に全員が無事に生きて帰れる展開を期待しつつ、その上で隊長が元カノと先生のどっちを取るのかの修羅場に期待します。

●むらさん/評価点:100点

 SSSが新鮮でいて、おもしろい。シナリオとSSSがすごくマッチしてますよね。物語の進め方の1つとして素晴らしい手法だというのは確かだと思います。それにしても、謎が謎を呼びすぎです! 発売までどうしたらいいんでしょう! 後は基本的な点、主にグラフィックやサウンドもよかったですし、UIもとても快適でした。

 反対に、よくなかった……強いて言えば、新システムを理解するまで、でしょうか。主観視点、つまり渡瀬に対するセンシズの上下に関して、あくまでプレイヤーとして判断をくだすという点に気付かぬままバッドエンドに突入したことがありました。でも、本当にそれくらいです。

【作品に対するその他のコメント】

 先生をもっとプッシュしてください。

●よさむさん/評価点:75点

・よかった点:システム部分はとても快適、セーブデータからの再開でも既読部分までのバックログを簡単に確認できる点はよかった。

・よくなかった点:探索シーンが長く似た背景が続くので、テキストだけでは現在地や、今までにどこで何が起こってきたのかが把握しづらい。数日かけて少しずつ読み進めたので、途中で記憶が曖昧になってしまって話の筋を追うのに集中しきれなかった。製品版のマップ機能で解消されることを期待します。

【作品に対するその他のコメント】

 ボリュームのある体験版だったのでエンディングまで読み進めた時点で製品版への興味は湧いた。他社のAVG体験版だとセーブ機能がなく、話に興味を持つ前に途中でやめてしまうものもあったが、この作品の場合セーブ機能を使わせてくれたので少しずつ読み進めることができました。

 皆さんの意見を見てみると、シナリオやシステム面に関してはかなり好評でした。ですが、『ルートダブル』の2つの独自システムのうち、体験版で触れられる“Senses Sympathy System(センシズ・シンパシィ・システム)”については賛否両論でした。全然関係ないですけど、SSSのことを“セブンセンシズ”と書いている人が結構多く、思わず笑ってしまいました。でも、あんまり間違っていない気がするのが不思議。

 電撃オンラインのスタッフでも、4人がこの“SSS”を体験していますが、そのうち2人が「渡瀬を思い通りに操作できて簡単だった」という感想を持ち、残りの2人が「よくわからなかった」と言っています。これについては、本当にトライ&エラーを繰り返すのが理解への早道ですね。しいて言えば、現在の状況とSSS前の主人公の心情、前フリをしっかり読んで把握しておくことがコツでしょうか? でも、“わからない”という意見が出るということは、それが既存のものではなく多くの人が初めて体験した新しいシステムだった、ということを表しているんだと感じましたので、これはこれでいいんじゃないかなと。

 あとは体験版をプレイして、伏線やミスリード以外で覚えた違和感、不明点などは、電撃オンラインの特集企画で解決できる場合があります。例えば洵の髪型とか、なぜ生身でラボ内にいるのか、Aルートのエンディングはアレだけなのか、とかいろいろ。まだご覧になったことがない人は、ぜひ一度確認してみてください……と露骨に宣伝(笑)。おそらく、本作をより高い次元で楽しめるようになるハズです!

 というわけで、ユーザーレビュー企画はこれにて終了です。皆さんが投稿してくれた“今後実施してほしい企画”を参考に、このあとも全力で『ルートダブル』を特集していくので、これからもお付き合いください! あ、プレゼントの当選者には後日当選メールを送りますので、【ml.asciimw.jp】ドメインから届くメールの受信を許可に設定しておいてください。一定期間内に返信いただけない場合、当選権が他の方へ移行してしまいますので、気をつけてくださいね。(ごえモン)

『ルートダブル -Before Crime * After Days-』
▲プレゼント賞品のステンレスマグカップとシリウス公認保存用缶詰パン。もう手に入れる手段がないので、当選した人はかなり運がいいですよ!

→紹介しきれなかったコメントは、次ページで公開!(3ページ目)

(C)イエティ/Regista

データ

▼『ルートダブル』クロスポスター
■メーカー:アスキー・メディアワークス
■発売日:2012年7月14日
■希望小売価格:4,500円(税込)
 
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電撃屋
 
■『ルートダブル』クロスポスター √Bバージョンの購入はこちら
電撃屋

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