2012年8月16日(木)
【予知能力】その時点で発生していない事柄について、あらかじめ知ることのできる能力。超能力の1つと目されている。予知能力を持つと自称する者は古今東西数多く現れており、古くから研究が盛んな分野でもある。
番組の人気はともかく、『トクホウ』にも視聴者からのお便りが届く。“良識ある人物”からのクレーム、UFOを見たという眉唾(まゆつば)な目撃情報、コアな視聴者からの応援、書いた本人以外には理解不能な怪文書……など、内容はさまざまだ。
その手紙は、怪文書の類(たぐい)だった。同一人物から繰り返し届く、幼児が描いたようないびつな絵と、意味の取れないポエムのような言葉。スタッフたちも扱いに困り、普段ならスルーするはずだった。
その日、矢坂という名の運転者が居眠りの末にトラックでガソリンスタンドに突っ込み、大規模な火災事故を起こした。偶然現場に居合わせたスタッフの脳裏に、手紙のポエムがよぎる。
「眠る 矢坂 突撃 炎の水 溢れさせ 火の海 阿鼻叫喚」
被害者の名前や事故の状況を彷彿(ほうふつ)とさせる内容である。調べてみると、過去に届いたいくつかの手紙の中からも、実際に起きた“事故”や“事件”の直前に、それを想起するイラストやポエムがあることが見て取れた。
一連の手紙が秘めた2つの“可能性”を確かめるため、スタッフたちは奇妙な手紙の送り主を追うことになる。これは事故を予知した予言書か、それともいびつな犯行予告なのか……?
【取材対象】トクホウに数回に分けて手紙を送ってきた男。予知能力者を自称している。予知を授かるために場所を選ばず踊り出すなど、奇行が目立つ。 |
→次のページでは、番組収録の流れをおさらい!(4ページ目へ)
(C)2012 Nippon Ichi Software, Inc./メ~テレ
データ