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2012年12月5日(水)

最高賞金1,200万円の“第1回デジタルMANGA新人賞”受賞者が発表! 受賞作品は“電撃D-MANGAオンライン”にて掲載中

文:電撃オンライン

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■第1回デジタルMANGA新人賞 部門賞受賞者コメント

“第1回デジタルMANGA新人賞”

●デジタル漫画部門 部門賞
 『Re:魔法少女』/しよた こんさん

【プロフィール】
 12月29日生まれ。血液型はO型。趣味は昼寝とお菓子作り。好きなアイドルは星井美希ちゃんと矢澤にこちゃん。好きなアニメはイクシオンサーガDT。好きな食べ物はお菓子とおつまみ。くちどけチーズたらは人類史上最高の発明。アボカドはアボカドで雪合戦ならぬアボカド合戦をしたいほど好き。女装男子とかあざとうざい女子とかガハラさんとかトチ狂った残念なイケメンが好きです。そんなお仕事待ってます。

――マンガを描き始めたのはいつ頃ですか? そのきっかけは何ですか?

 ごく簡単なものなら、小学生の頃らくがき帳に描いていたような記憶があります。元々は漫画やイラストを好きな人達とのコミュニケーションの手段にしていましたが、大人になり、プロの方の活躍を目にし「羨ましい」と思う機会があったため、次第に人に読んでもらうことを意識するようになりました。

――受賞作でこだわった点、アピールしたかった点はどこですか?

 一番にアピールしたいのは、クラン(主人公)の外見です。ドレスをモチーフに私の好きなものをめいっぱい詰め込んだのですが、パーツが多くてバランスもとりにくく、実際に描くのはとても大変でした。欲を言えばコルセット(ビスチェでなく)でしめあげられて圧迫された胸や胴体のお肉が上に下に押し出されてるところをもっともっとエロかわいく描いてあげたかったです。

――漫画を描く上でのデジタルとアナログの違いはどこですか?

 初期費用だけで後のお金がかからないという経済的な部分と、道具の手入れが必要ないところですね。私はすごくズボラなので、道具をすぐメチャクチャにしちゃうんですけど、その辺はすごく助かっています。

――漫画を描いていて楽しい時や、逆に苦労した点はどこですか?

 受賞作の中では、一瞬だけ主人公の下着が見えるシーンがあるんですけど、そこでブラジャーのデザインを考えるのがすごく楽しかったですね。普段だったら、美少年を描いている時ですかね。“しよた こん”なので。

――受賞を家族や友人へは伝えましたか? また、その時のエピソードがあればお聞かせください。

 友達に言った時「やったね!」って言ってもらったんですよ。その返しで「(滞納している)年金払える!」と言ったら、彼女も滞納しているらしく、「年金の話はやめろ!」と言われました。

――部門賞の賞金100万円の使い道は?

 今日のための服をクレジットで買ってきたので、まずはその返済にあてます。

――今後の目標や、連載で描きたい漫画を聞かせてください。

 ペンネームの通りショタコン漫画が描きたいです。“男の娘”の、ちょっとエッチな感じの魔法少女ものをやりたいです。



“第1回デジタルMANGA新人賞”

●デジタル4コマ漫画部門 部門賞
 『僕の姪は残念ながら可愛くない』/白黒さん

【プロフィール】
 岡山県出身。オリジナルWeb漫画でギャグ・コメディ・4コマ・少年漫画などのジャンルを中心に活動中です。“マンガ★ゲット”や“マンガごっちゃ”、“ニコニコ静画”などに漫画を投稿しています。

――マンガを描き始めたのはいつ頃ですか? そのきっかけは何ですか?

 小学校の3、4年だったと思います。幼稚園の頃から絵を描いていたのですが、ノートに漫画らしきものを描き始めたのがその頃です。きっかけは、内容も作者も忘れてしまったのですがものすごく感動した少女漫画を読んだことでしょうか。当時すごく心に残っていて漫画を読んで涙したのをうっすら覚えており、自分も描きたいと思うようになり毎日描くようになりました。

――受賞作でこだわった点、アピールしたかった点はどこですか?

 タイトルにもある通りですが、この話を思いついた時に普通の可愛い姪を描くことがなんとなく嫌だったので、逆にものすごく可愛くない姪を描こうと思いました。また、夏がテーマだったのですが、可愛くない姪が夏休みに遊びにきたらすごく嫌だろうなと思いました。嫌な部分を徹底的に出したブラックジョークが伝わればいいなと思いました。

――漫画を描く上でのデジタルとアナログの違いはどこですか?

 アナログと比べて作業をする時間が格段に早くなりました。修正もしやすいですし。描く作品数もたくさん作れるようになりました。

――漫画を描いていて楽しい時や、逆に苦労した点はどこですか?

 作画する時は楽しんで描くんですけど、できあがって投稿する瞬間は不安で怖くなります。掲載後も読者さんの反応が不安なので……描いている時が一番楽しいですね。

――受賞を家族や友人へは伝えましたか? また、その時のエピソードがあればお聞かせください。

 ひと月前に父が亡くなり、人生最大の不幸の後に幸せが訪れて複雑な気持ちですが、父に報告します。父が生きていたら喜んでくれたと思います。

――賞金100万円の使い道は?

 気が動転して何も考えていないんですけど、貯金してゆっくり考えます。

――今後の目標や、連載で描きたい漫画を聞かせてください。

 コメディが入ったような少年漫画寄りの作品を描きたいです。たくさんの人に自分の漫画を読んでもらい笑顔になってもらいたいです。



“第1回デジタルMANGA新人賞”

●デジタルコミックエッセイ部門 部門賞
 『27歳、迷走中』/鈴木 ポガ子さん

【プロフィール】
 1985年1月22日生まれ。27歳。東京都出身。都内でひとり暮らし3年目の事務職OLです。会社員をしながら漫画家を目指す二足わらじ生活を送っています。漫画家のマディ上原先生や、小田原ドラゴン先生のアシスタントをしていました。現在の趣味は2時間ドラマ鑑賞。備忘録代わりに、日記とOL友達との対談ブログ“ポガネジブログ”をやってます。


――マンガを描き始めたのはいつ頃ですか? そのきっかけは何ですか?

 17歳のとき、岡崎京子さんの『リバーズ・エッジ』に憧れて漫画を描き始めましたが、センスと画力が全然なく、まるで違う今のような作風になっていきました。その後、会社員になってからアシスタント経験や漫画教室に通って刺激を受けて、持ち込みをし始めました。

――受賞作でこだわった点、アピールしたかった点はどこですか?

 27歳になって改めて自分の年齢と現状を考えたときに、これからの将来が不安で不安で夜も眠れない状態になってしまい、そのことばかり毎日考えていたので、それを漫画に描いてみたいと思いました。元々は底抜けに悩んでいたんですが、題材からしてあまりに暗いので、笑ってもらえるように明るく描くようにしました。

――漫画を描く上でのデジタルとアナログの違いはどこですか?

 スクリーントーンやカラーのバリエーションが非常に豊富なので、仕上げ作業は格段にデジタルに移行してからきれいでやりやすくなったと思っています。やり直しが効くというのもすごく大きいところです。

――漫画を描いていて楽しい時や、逆に苦労した点はどこですか?

 あまり美人な女の子やかわいい女の子が描けないので、そこに苦労します。今後の課題でもあります。

――受賞を家族や友人へは伝えましたか? また、その時のエピソードがあればお聞かせください。

 漫画家の古泉智浩先生が行っている漫画教室に通っていまして、古泉先生や漫画教室の友人がすごく喜んでくれたので、それが非常に嬉しかったです。漫画を描くにあたって色んな方のお世話になったので、受賞の報告をできて本当に嬉しかったです。

――賞金100万円の使い道は?

 せっかくいただいたので、金(きん)の購入などで資産運用などをするコミックエッセイを描いていきたいと思っています。

――今後の目標や、連載で描きたい漫画を聞かせてください。

 もっとおもしろい漫画を描いて、連載の仕事がいただけるようにがんばります! デジタルをうまく使いこなせていないので、パソコンの勉強もします!

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