2013年2月13日(水)
――最近おもしろいと思った作品はなんですか?
今は『アトリエ』シリーズにハマっています。時々モニターの反射で自分の顔が見えちゃうんですけど、見るとへこんだりします(笑)。また、『アトリエ』シリーズとは全然違いますけど、ロックスター・ゲームスの作品は結構好きですね。
――先ほど『レッド・デッド・リデンプション』の名前も上がっていましたしね。
『アトリエ』シリーズと並行して『マックスペイン2』をよく遊んでいます。あと、FPSも好きで、『スナイパー エリートV2』がお気に入りです。それと『カウンターストライク:グローバルオフェンシブ』もプレイしています。
――FPSがお好きなんですね。
はい。ギリギリのラインでリアリティを保ってるのが好きなんですよ。『カウンターストライク』はそんなに好きではなかったんですけど、最新作はリアリティをギリギリで保ちながら少しだけスポーツタイプの要素も加えている。そのバランスが素晴らしいと思います。
――毎日どれくらい遊んでいるんですか?
担当さんには内緒の話なんですけど、1日1~2時間はプレイしています。猿のようにやってる時もあるんですけど。
――内緒の話をありがとうございます(笑)。話は変わりますが、創作をする時に注意してるポイントはありますか?
テンポが悪くなると作品が死ぬと思うので、自分の作りあげたリズムを外さないように注意しています。これは漫画で学んだことなんですけど、短くわかりやすく最大の効果を上げるように心がけています。
――セリフを長くしすぎない、などでしょうか?
そうですね。会話にオチをつけるとか、そういうお約束の部分はきっちりと守っています。そこは4コマ漫画が必ず4コマ目でオチをつけなければならないって厳しい掟がありまして、そこで学んだことですね。何か始めたら何か結論は出さなきゃいけない。それはライトノベルの中でもあると思います。僕はオチをつけないほうだったので、そこは持ち込みの時に強く言われました。その時に学んだことが反映されている感じですね。
――ついに刊行となりました『アリス・リローデッド』ですが、今後はどのように展開していくのでしょうか?
アリスたちが火山に黒の刻紋弾を捨てに行くという流れがまずあります。そして、第2巻ではロッキーが活躍します。
――本作は西部劇ですが、その他にもいろいろとアイデアがあると思います。どういう作品を書いてみたいか教えてください。
書きたい、と言うよりもなんでも書きます! 不吉なこと言いますけど、これがだめでもまだチャンスはあると思うんですよ。そのチャンスが巡ってきた時に、「私はこれが書けません」と言いたくないんですよ。私はそこでこれを書いたら売れるんだよって言われたら「じゃあ書きます」と言いたいんです。そうありたいと自分自身も努力してるので、そういう作家になっていきたいです。
――それでは最後に、電撃オンライン読者にひと言メッセージをお願いします。。
世界初の中二病西部劇ということで、涙も笑いもバトルシーンも全力で頑張っています。ぜひよろしくお願いします。
(C)茜屋まつり/AMW
イラスト:蒲焼鰻
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