2013年3月4日(月)
「満天、日や月、星やそして雪の下、誰はばかりなく兄様と歩けるように……」
身体的には常人となんら変わりなく、見た目通りのか弱い乙女。しかし特級の陰を宿す最強の禍憑きであり、不用意に触れれば何が起こるかわからない。現状、御門一門が総力をあげて封じているが、それが機能している保障はどこにもない爆弾である。
凶月一族の姫にして、刑士郎の義妹。高純度の異能者であるため歩く爆弾と認識されており、常に厳重な封印と監視のもと、自由のほとんどを剥奪されている。
そうした彼女を救おうと奮闘する刑士郎に妹という立場を超えた思慕を抱き、兄の力になるため東征に参加する。か弱く儚げな外見とは裏腹に芯は強く、思ったことはなんでも言うし話も長い。好戦的で仲間意識の薄い刑士郎を制御できるのは、実質的に彼女だけ。
【正田崇氏のコメント】
ヤンデレですね。咲耶は箱入りお嬢様、というイメージを持っているんですけど、すごく病んでいます。自分が知る限り、この手のヤンデレを更正させたシナリオはそう見たことがないんですよ。大体、ヤンデレルートってヤンデレ大勝利なんです。だから、ヤンデレをちゃんとまっとうな道に戻してやることがしたかった。ガチガチにヤンデレに設定して、アニキと一緒に更正しろよと。その辺りが見どころですね。
凶月性は、そのまんま禍憑きからですが、咲耶の名前は花をイメージしているので、「彼女は花なんだ」と考えて見ているとおもしろいと思います。枯れるとか咲くとか、そういう描写が彼女にはとても多いです。
→東征軍でもっとも頭がイカれた男・壬生宗次郎を紹介!(5ページ目)
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