「掛け声を言うのが恥ずかしくて気持ちいい」とファンから反響が!? 『閃乱カグラTCG UNLIMITED VS』の開発者インタビューをお届け！

文：カネキング

■『UNLIMITED VS』はサブタイトル

――今後の『閃乱カグラ』の商品展開についても教えてもらえますか？

平川P：まず第2弾では、皆さんお待ちかねの、蛇女子学園のメンバーが登場します！

――ますます対戦が盛り上がりそうですね。3弾、4弾と展開する予定はあるのでしょうか。

平川P：ユーザーの皆さんの応援次第……といったところですが、もちろん予定しています。

アンリミテッド西窪：半蔵学院、蛇女子学園ときたら次は……と。

平川P：出ると明言はできませんが、現在僕の中で新しいカードの構想は進んでいます。『閃乱カグラ SHINOVI VERSUS』で出てきたような効果やアクションが、カードになったらこうなるだろうなと、考えているところなんです。

――先日『ブレイブルーTCG UNLIMITED VS』も発表されましたが、ショップ大会などでは『閃乱カグラ』と『ブレイブルー』が戦う姿も見られるようになるのでしょうか。

平川P：特に壁を設けようとは思っていませんので、ぜひ戦ってほしいですね。

――想像するだけでもワクワクしますね。今後『UNLIMITED VS』には、どのような作品が登場するのでしょうか。

平川P：まず、『UNLIMITED VS』は、フォーマットというわけではないんです。そこをご説明しますね。『UNLIMITED VS』は、今後出るカードゲームにおいて、サブタイトルだと思ってほしいんです。『閃乱カグラTCG UNLIMITED VS』は、『閃乱カグラ』のカードゲームであって、『UNLIMITED VS』を押し出すつもりはないんです。この『閃乱カグラTCG UNLIMITED VS』は、『閃乱カグラ』をリスペクトして作ったカードゲームです。だからカードの裏面も、『UNLIMITED VS』の共通デザインではなく、『閃乱カグラTCG UNLIMITED VS』だけのデザインにしているんです。

――なるほど。だから『UNLIMITED VS』が、タイトルの後ろに付いているんですね。

平川P：裏面を共通化して、1つのフォーマットでいろいろなタイトルを扱うゲームもありますが、『UNLIMITED VS』は、1つ1つのブランドを大事にして、そのタイトルのためのカードゲームを作ろうと思っています。ですので、たとえば『閃乱カグラ』にしても、1弾だけでなく、2弾、3弾と続けていきたいと考えているんです。

――ということは、『ブレイブルーTCG UNLIMITED VS』では、システム部分から変更される可能性もあるということですか？

平川P：そうですね。『ブレイブルー』のキャラクターたちを脱がしていくわけにはいきませんので（笑）。

――言われてみればそうですね（笑）。

平川P：あとは、用語も変わりますね。たとえば『閃乱カグラTCG UNLIMITED VS』では、ゲージのことを忍ゲージ、陽ゲージ、陰ゲージと呼んでいますが、『ブレイブルーTCG UNLIMITED VS』では、ちゃんと『ブレイブルー』の世界観に合ったものになります。また、『UNLIMITED VS』の共通用語として、レッドゲージ、ブルーゲージといった名称も用意していますので、異なるタイトル同士で対戦する時も大丈夫です。

▲『閃乱カグラ』をリスペクトしたTCGだけに、他のタイトルを対戦する時はどうするんだろうという疑問がありましたが、共通の用語が定められているので、異種格闘技戦が楽しめます。

アンリミテッド西窪：用語などはすべてアイコン化してカードに表記していますので、名称の異なるタイトルでも、違和感なく対戦できると思います。

平川P：そうですね。ただし、異なる作品同士でデッキを組むことはできません。

――システムが異なるからということですね。

平川P：システム面で言うと、バトルデッキよりも、キャラクターデッキが大きく変わるかと思います。『閃乱カグラTCG UNLIMITED VS』はダメージを受けるたびに段階的にパワーアップしていく仕組みですが、『ブレイブルーTCG UNLIMITED VS』ではまた別の仕組みになるかもしれません。たとえば、キャラクターデッキの枚数がそもそも変わるとか。

――おもしろいですねそれは。異なる作品同士で対戦する時も、異種格闘技戦のような感じで盛り上がりそうです。

平川P：しかし、違うタイトルが出るたびに、システムから開発しなければいけないので、なかなか開発泣かせのゲームです（笑）。『閃乱カグラTCG UNLIMITED VS』の中でも、レベル1でしか戦えない大道寺先輩が、そういったキャラクターデッキの幅を表せているかなと思います。

――毎回カードの裏面のデザインから変えて、システムも調整して、というのは大変そうですね……。

平川P：大変ですね。でも、その分毎回緊張感を持って仕事ができるので、いいことだと思っています。

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データ

関連サイト

• 『閃乱カグラTCG UNLIMITED VS』公式サイト
• 電撃カードゲーム