『ドラゴンズクラウン』発売目前レビュー第2弾！ 全6クラスそれぞれの特性や使い勝手をアクションゲーマーがガチ評価

文：コジ

【ドワーフ】唯一無二の投げ技を駆使して戦術的に立ち回る
■中級者向け　■STR：S　■CON：S　■INT：E　■MGR：D　■DEX：C　■LUC：B

　ドワーフは、近距離攻撃に長け、圧倒的な攻撃力を持つクラス。また、唯一敵を持ち上げて投げることが可能なクラスでもあります。さらに、防御力をアップさせる“パンプアップ”（□ボタン長押し）も持っているので、敵の攻撃をものともしない強引な戦い方ができます。また、回避の隙が小さく小回りが効きやすいという利点もあり、どんどん敵の懐に飛び込んで切り崩していくことができます。ドワーフはつねに敵の攻撃をくらいやすい位置にいることになるので、アクションゲームに慣れている人向けのクラスと言えます。

　ドワーフのクラススキルはバリエーションに富んでいて、攻撃や投げを強化するスキル、防御を強化するスキル、爆弾などのアイテムを使用できるスキル、攻撃に炎属性を付与するスキルなど、立ち回りの幅が増えるものばかり。どのスキルを修得したかによって戦い方も変わってくるでしょう。ドワーフの欠点を補うという意味で便利なスキルは、2段ジャンプ後に×ボタンで繰り出せる“イーグルダイブ”。ドワーフは大きく移動できる手段があまりないため、これを覚えれば安全な位置に移動する手段として使えます。

▲上攻撃、空中上攻撃で敵をつかむことがきます。つかんだ敵は、□ボタンor左アナログスティック↑＋□ボタンで、地上と空中ともに2方向への投げ分けが可能です。

▲“イーグルダイブ”をLV2まで修得すると、攻撃時に地上に爆弾を落とすようになります。

　ドワーフの強みは、なんと言っても投げ技。地上なら前方と上空、空中なら斜め下と前方に投げ分けられ、別の敵にぶつけるとまとめてダウンを奪えます。さらに投げた敵にうまく攻撃を当てるとコンボも狙えるので、投げ技を軸に戦っていくのが効果的でした。

▲前方に投げると画面端に当たって跳ね返ってくるので、そこに連係攻撃を叩き込むことができます。

　ただし、敵をつかむには接近しなければいけません。そこで立ち回りの流れとしては、敵が出現したらまず“パンプアップ”を使い、敵の攻撃をかわしながら回避を使って接近します。敵の近くに寄ったらすぐにつかみ、敵の集団に投げ込んでいくという感じです。どんなに敵が集団で現れても一時的に安全を確保できるので、その間にどの敵をつかんでどこに投げ込むかを逐一考えていく、戦術的な立ち回りが楽しいクラスでした。

▲真下と斜め下の2方向に繰り出せる落下攻撃も使い勝手のいい攻撃。持ち上げられない敵は、落下攻撃と連係攻撃を使っていくとダメージを与えやすかったです。

【エルフ】素早い立ち回りで遠距離戦＆近距離戦をこなす万能タイプ
■上級者向け　■STR：B　■CON：C　■INT：B　■MGR：C　■DEX：A　■LUC：A

　エルフの特徴は、すべてにおいて万能なこと。遠距離攻撃ができる弓を主力に、格闘による連係攻撃や多少の魔法攻撃も使えます。移動もかなり素早いので、立ち回りにおいてはダントツの能力を持っています。とは言え、攻撃力が格段高いわけではなく、打たれ強くもないので、決定打に欠けるところがあります。常に臨機応変な立ち回りが求められるので、中～上級者向けのクラスといった印象です。

　エルフ独自の攻撃手段である弓は、左アナログスティックと○ボタンの組み合わせで地上と空中でそれぞれ2種類の撃ち方を使い分けられます。さらに、○ボタンを長押しすることで、通常よりも強力な“チャージショット”を撃つことができます。ただし、矢は無制限に撃てるわけではなく、1発撃つごとに1本消費し、補充するには敵が落とす矢を拾い集めなければなりません（敵に攻撃を立て続けに当てたり、倒したりすると矢を落とします）。

　エルフのクラススキルは、弓を強化するものがほとんどです。矢の所持数を増加、連続発射可能といった立ち回りを補助するようなスキルから、矢に衝撃波を付加、炎や毒の効果を付与といった直接的に弓を強化するものまでそろっています。弓の強化以外では、ダガーを常備できるようになる“オプションダガー”、背後からのダガー攻撃を強化する“バックスタブ”などがあります。また、“エレメンタルロアー”というスキルを修得すると魔法攻撃もできるようになります。

▲“エレメンタルロアー”は、現在影響を受けている精霊の力で攻撃します。普段は風の魔法攻撃を放ちますが、自身の状況によって魔法攻撃の属性が変化します。

▲エルフはダガーの扱いにも長けており、ややパワー不足の連係攻撃に代わる攻撃として使っていけます。道中でダガーを積極的に拾うのもいいし、“オプションダガー”を修得して常備するのもありです。

　エルフを使ってみて、縦横無尽にベルトフロアを動き回れるのがアクション好きの私としてはすごく性に合ってました。隙が小さい回避に加え、移動距離の長いスライディングと空中攻撃を駆使することで、より素早く移動できるようになります。

▲回避から空中攻撃を出すと一気に敵に近づくことができます。矢がなくなったらこれを使って近づき、連係攻撃を狙っていく立ち回りをよく使いました。

　攻撃面では、とにかく弓の攻撃力が一番高いので、遠距離から矢を放ってダメージを与えるのが基本になると思います。連係攻撃でも小気味よくダメージを与えられるのですが、やはり素手ということで大ダメージとはいきません。ということでまずは矢を連発し、矢がなくなったら敵に近づいて連係攻撃を当て、矢を回収したら再び敵から離れて矢を放つというスタイルが有効でした。

▲空中にいる敵にはジャンプから矢を放っていきます。意外と当てにくいですが、地面に映っているお互いの影を水平にあわせると当てやすくなります。

→ウィザードとソーサレスの違いは何か？（4ページ目）

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