2009年9月9日(水)
──『宝珠の守人』でエルフの詳細が発表された際、マナ量と回復力の多さに「エルフはPK向きでは」という噂が立ちましたよね。今回のガーゴイルはPK(Player Kill)に適した種族でしょうか?
丸山:現状、テスターの皆さんの反応を見ていると、あまりPK向きではないようです。メイジ向きという感想は何件かいただいていますが、実はガーゴイルは専用装備品を使う関係もありまして、拡張パック『武刀の天地』と『宝珠の守人』で導入されたスペシャルムーブが使えない、といった制限があるんです。その観点から言うとPKには不向きですね。
IGM Jawbra:ただ、歩行から飛行への切り替えが1秒程度なので通称“似非ラマ”(Ethereal Llama)に乗るより早い、という意見も出ていますよ。
──歩行と飛行の切り替えはアイコン一つで可能なんですね。飛行時の移動速度は馬並みなんでしょうか。
IGM Jawbra:ガーゴイルの種族能力として最初から備わっています。移動速度は騎乗状態とまったく同じになります。
──なるほど、Ethereal Llamaは騎乗するまでにもう少し時間がかかるので、PKあるいはPKK活動で逃げる際には確かに便利ですね。
丸山:ガーゴイルはそもそも馬やビートルに乗れませんからね。飛行時には多少スタミナ消費も早まりますが、その分便利に使えるよう調整されています。
──騎乗が一切不可能ということは、ビートル(通称ゴキ)にも乗れないんですか?
清野:連れ歩くだけです。採掘や伐採中にピンチになってもビートルに乗って逃げられません。
吉川:さっきから聞いていると、ガーゴイルが強いのかどうか疑問なんだけど……。
──ところで、さきほどガーゴイル専用スキルといわれた新スキル投擲の実力はいかがですか。既存の弓に比べると強いんでしょうか。
丸山:投擲は弓に比べて少しシステムが複雑になっていまして、弓よりも使い所が難しいという意見をいただいています。実は『UOSA』のゲームデザイナーが少し頑張り過ぎてしまいまして、投擲に使う武器も種類によって重量が異なり、重い武器ほど遠距離から投げられます。ただし、遠すぎると与ダメージが減り、近づきすぎると命中率が下がってしまうんです。最も効果的にダメージを与えられる距離をプレイヤーが自ら研究して、その距離を保ちながら戦わねばならないわけですね。
──またえっらい細かいバランスにしましたね。
IGM Zoer:ただ、プレイヤーからは「弓も投擲と同じバランスにすればいい」という意見が出ています。
丸山:ブーメランなので弓スキルと違い、落ちた矢を集めなくていいのは楽ですよ。
吉川:敵に当たったのに手元に戻ってくるって、それはもうブーメランじゃないよね……。
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