2009年12月7日(月)
押野:さて、ではみなさんの『ウィザードリィ』シリーズの思い出を……
not:俺としては――
押野:好き勝手に語っていただくと座談会が終わりませんので、RPGっぽくまずはキャラクターメイキングのお話とかをしてみたいんですが。
YK3:まあ、あれでしょ。やっぱりボーナスポイント。
not:だなあ。
アクティ:ですよね。
押野:……説明しなくてはなるまい! 『ウィザードリィ』シリーズでは、キャラクターを作成する際にランダムでボーナスポイントが与えられ、それを6つの能力値に自由に分配することができるのだ!
YK3:誰に向かってしゃべってるんだ(笑)。
▲右上にある“BONUS”というのがランダムで得られるボーナスポイント。(画像はPS3版『囚われし魂の迷宮』より) |
not:とりあえず、俺は27~28は出ないと満足できなかった。『III』で30を見たことがあるかな。
YK3:あんまりボーナスポイントには執着しなかったかなあ。古いPC版だと読み込みとかすごく長いから、面倒でやってられなかったしね。6が出たらさすがに作り直したけど(笑)
アクティ:ファミコンでしたが、15~16は狙ってましたね。っていうか、高いボーナスポイントが出るまで粘るのが当然という感じでした。
YK3:ファミコン版は、ロード時間が短いってのがよかったよね。
not:だいたい1週間くらいかけて作ってたよ、キャラクター。6人パーティだから、6回は高いボーナスポイント出さなきゃいけないから。
押野:今じゃとても考えられないですね。
not:やっぱりね、だからキャラクターへの感情移入も半端じゃなかった。パーティ全員作ったところで、もう連中の設定が俺の脳内にあるのね(笑)。オレ物語っていうか、オレ妄想っていうか。
YK3:ゲームデータ上は性別とかはなかったのに、「このエルフのメイジは女の子で、こっちの人間のファイターは男で」みたいなの、やっぱできちゃうよね(笑)。
not:人間のキャラクターを作ると困るんだよねー。能力値がすごい平均的に割り振られてるから、イメージがどうも掴みにくくて。それで、じゃあファイターはドワーフにするかと思って作ってみるんだけど、ヒゲもじゃでズンドウな戦士っていうのにいまひとつ魅力を感じなくてさ(笑)。結局、やっぱり人間で作るぞ! と。
押野:キャラクターの名前はどうやって決めていましたか?
not:小学校のころは、なぜかとにかく“ラルフ”だったな。それで中学校になったあたりから、自分の好きなバンドの名前をつけたりね。メタル系バンドの名前とか。今で言うなら典型的な中2病だな、オレ。
アクティ:僕は小説からカタカナの名前を拾ってきてましたね。
YK3:それってさ、やっちゃうよね、アレを。
not:ああ、やっちゃうね、アレを……。
押野:アレというと?
not:小説『ロードス島戦記』にハマってたころがあってさ。こう、ファイターの“パーン”に、メイジの“ディードリット”に……(笑)。
YK3:その手のファンタジー小説の登場人物の名前を持ってくるのは、やるよね。やる。誰もが1度は通る道のはずだ。
アクティ:ああ、それはやってないですけど、やってませんけどわかります(笑)。
YK3:大事なことなので2度繰り返したな、コイツ。
アクティ:いや、ホントですって(笑)。
→320KBのフロッピーにつまったおもしろさ(3ページ目へ)
"Wizardry(R)" is a registered trademark of IPM Inc. All rights reserved. Licensed by IPM Inc. to ACQUIRE. Wizardry Renaissance(tm) (C)2009 IPM Inc. All Rights reserved. (C)2009 ACQUIRE Corp.