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2011年9月15日(木)

【レゲーの花道】懐かしのゲームを語る連載企画! 第1回は『ドンキーコング』!!

文:まっつ

~ ステージ2 ~

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▲ところどころにある鉄筋を飛び移りながら、画面上部のレディのいる場所まで行けばクリア。上下に移動するリフトや、絶え間なく飛んでくるジャッキが特徴。この面は、なんといってもジャッキでしょう。このジャッキが弾むときの効果音が独特で、当時のゲームセンターでは、マリオの足音とともに必ずといっていいほど鳴り響いていたものである。

ジャッキが弾むと心も弾む。 ~俺談~

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 ファミコン版の2面は、アーケード版の3面にあたる。そういえば、FC版は全部で3面構成だったっけ。ちなみにアーケード版の2面は、ベルトコンベアと伸縮するハシゴが特徴的なステージだった。あのステージは、ベルトコンベアから流れてくる障害物の印象が強い。当時のプレイヤーから「カレーライス」と呼ばれてたなぁ。

 それはさておき、ファミコン版の2面である。小さな足場を飛び移っていくステージで、その入り組んだ構成がお気に入りだった。『ドンキーコング』といえば、このステージを思い出す人も多いのではないだろうか。

 目の前で上下しているリフトに乗って、その先の鉄筋に飛び移るのだが、飛び移った先にいるおじゃま虫が非常にうざったい。まさにおじゃま虫。マリオがいるところにスゴイ勢いで移動してくるから、当時は憎たらしくって仕方なかったもんだ。

 でも今みると、おじゃま虫がハシゴを上下する様子が、とても一生懸命に見えて憎めない。彼には彼の仕事がある。超頑張ってる。あなたにもチェルシーあげたい。そう思いました。

 リフトのゾーンを切り抜けると、今度は空からジャッキが降ってくるゾーンへ。この絶えず降ってくるジャッキは、毎回微妙に軌道が変わるのがミソ。タイミングを見極めて、華麗に鉄筋をジャンプしながら潜り抜けることができた。久々のプレイだけど、指は覚えている。ところでジャッキって、こんなに跳ねるもんなのだろうか? 誰が投げてるんだろう? などと野暮なことを考えてはいけない。

 そんなこんなで、ステージ2もクリア。

★ひとくちテクニック★
 飛んでくるジャッキは、毎回鉄骨に着地する位置が変わるので注意。レディのいる鉄骨に上るときは、一度レディの真下まで移動してから、タイミングを見てハシゴを上ると安全。

★敵キャラクター★

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【おじゃま虫】 画面内に2匹さまよっている。このステージにはハンマーがないので倒すことはできない。

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【ジャッキ】 一定間隔で絶えず飛んでくるジャッキ。のちの大ヒット作『スーパーマリオブラザーズ』にも登場。

~ ステージ3 ~

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▲鉄骨に設置された8カ所のボルトをすべて抜くと、画面上部のドンキーコングが落下して全面クリアとなる(クリア後は2周目に突入)。ボルトを抜くと穴になり、落下の危険性が増すので注意。

鉄筋ごと落とす荒っぽいマリオが好き。 ~俺談~

 最終面。8つのボルトをすべて抜くとクリア。このステージにもおじゃま虫が登場するんだけど、グラフィックが1、2面のものと違う。とりあえず、おじゃま虫がいないところのボルトから抜いていく。ボルトは上を歩くだけでも抜くことができるんだが、当時はそのことを知らず、わざわざジャンプで飛び越えながら抜いていたのを思い出した。アホの子やなあ。

 とにかく、不規則な動きをするおじゃま虫は非常にやっかいなので、近づくのは危険だ。まずはおじゃま虫がいないところのボルトを優先して抜いていくこと。あと、ハンマーの近くにあるボルトは後回しにすること(近くにおじゃま虫がいてもハンマーで倒せるので)。この2点を意識すると、攻略しやすいと気づいた。当時はそんなこと考えずに場当たり的にプレイしていたなぁ。俺も大人になってしまった。

 最上階には、胸をドンドン鳴らして威嚇するドンキーコングがいる。興味本位で近づいてみたら、マリオが回転。当時とまったく同じことをする自分自身にニンマリ。

 そんなこんなで、すべてのボルトを抜いてオールクリア。足場をなくしたドンキーコングが真っ逆さまに落ちる。ドンキーコングにさらわれたレディを救出して、ハッピーエンド。

 当時は結構苦労した覚えがあるけど、思った以上に簡単に攻略することができた。ゲーム暦20年以上の経験値のなせる技といったところか。ちょっと複雑な気分だが、当時を思い出しながらのプレイは、味わい深くてよかったです。なんだか腹が減ってきたので、カレーライスでも食べに行こう。

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★ひとくちテクニック★
 スタートしたら、ハンマーがない1段目と4段目のボルトを優先的に外そう。2段目と3段目のボルトは、ハンマーが置いてあるので、おじゃま虫がいても対処しやすくなる。

★敵キャラクター★

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【おじゃま虫】 名前は同じだが、1、2面のおじゃま虫とグラフィックが違う。オメメがかわいい。個人的にはこっちの方がすき。時間とともに増えていくので、迅速なクリアを目指そう。

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【ボルト】 床に刺さっているボルト。上を通過すると抜ける。抜くと落とし穴になるので注意が必要。

●書いている人:まっつ

 電撃SEGA EX、電撃セガサターン、電撃ドリームキャスト、電撃ゲームスなどで主に読者ページを中心に細々と働いていてきた、昭和50年生まれのライター兼編集者。ファミコン全盛期の1983~1988年ごろは、埼玉県浦和市(現さいたま市緑区)に住んでいた。頭はだいぶよくない。好きな動物は“もぐら”。最近、きんぴらごぼうで前歯が折れた。折れっぱなし。

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