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2012年1月16日(月)

最高の対戦環境を追求した『ソウルキャリバーV』のオンライン対戦を体験! iOS版『ソウルキャリバー』は19日に配信

文:電撃オンライン

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■開発者へのインタビューを掲載

 体験会終了後に、開発スタッフへの囲みインタビューが行われた。さまざまな質問が上がっていたので、その内容をお届けする。

――設定が前作から17年後になった理由を教えてください。

 時代設定を変更したのは、新しい『ソウルキャリバー』を作りたかったというのが大きいです。やや使い古した感じがあったので、『ソウルキャリバー』新章として本作の開発に臨み、新システムを盛り込みました。そのシステムを乗せる上で、これまでのシリーズとゲーム性が変わったので、時代を変えました。17年という年月は、参戦するキャラクターとの兼ね合いから決めたもので、大きな意味はありません。

――キャラクター選択画面に6つほど空欄がありました、誰が参戦するのでしょうか?

 ストーリー的に重要な役割を持っていたり、キャラが確立しているようなキャラクターが登場します。今後の発表をお楽しみにしていてください。

――“クリティカルエッジ”が新システムとして搭載されていますが、導入するに当たって苦労した点はありますか?

 クリティカルエッジを発動するためのゲージを増やしたことで、「2つのゲージを同時に見られるのか?」という不安がありました。ただ、本作の開発コンセプトとして“わかりやすくする”というのがあったため、“ゲージを使えばわかりやすく強い技を出せる”ことを優先して開発しました。その上で、うまい人だけがゲージをためられることにならないように、ゲージのたまり方には苦労しました。

――ガードインパクトの仕様を変更した理由をお願いします。

 これまでにあったのが“何をできるかをひと言で説明できない”ことが、初心者向けでないと思ったことです。出せばなんでもはじけるようになっている分、インパクトゲージを使うというデメリットを用意しました。

『ソウルキャリバーV』

――『アサシン クリード ブラザーフッド』とのコラボキャラクターや新キャラクターを追加した際に苦労した点は?

 コラボキャラについては、1人用のゲームと対戦するゲームで、同じような動きをさせることが難しかったです。対戦ゲームの場合は自分だけではなく、対戦相手のことも考えないといけないので。あと、コラボキャラのエツィオを使いたい人は、『ソウルキャリバー』で遊びたいというよりは、コラボキャラで楽しみたい人だと思うので、初心者が扱いやすいようにしています。

――他に、初心者のために調整した点はありますか?

 このシリーズは、“なんでもできるゲーム”ということで、自由度が高いと言われてきましたが、それは目標がはっきりしていないことに等しいと感じていました。目標がはっきりしないと初心者は何をしていいかわからないので、本作ではそこをはっきりさせています。例えば、コンボのダメージ効率を上げることで、「このコンボを3回決めれば勝てる」という気持ちを持って、対戦してもらえるようにしたいと。他には、負けそうになると“クリティカルゲージ”がたまるなどの調整もしてあります。

――オススメのキャラクターは誰でしょう?

 パトロクロスやピュラは、扱いやすいという意味でオススメです。ナイトメアやジークはダメージが高いという面でオススメです。全体的にダメージを高く作っているので、どのキャラクターを選んでもハズレということはないと思います。

――ビオラとツヴァイですが、格闘ゲームのキャラクターとしてどのようなことを意識して作られたのでしょうか?

 考えたのが前作『IV』の時なのであまり覚えていないのですが、格闘ゲームによくある“物を設置して攻撃する”ですね。自分以外にヒットを持った何かを作りたいと思いました。最初に作ったのがアルゴルだったのですが、うまくいかなかったので、再チャレンジしました。

――オンライン環境の開発で苦労したところは?

 「全部です」というくらい大変でした。中でもグローバルコロッセオは、どう遊べばいいのかが伝わりにくかったので苦労しましたね。多数盛り込んだ要素で、最終的に“『ソウルキャリバーV』を遊ぶ”といったことにつなげるか、という点も心掛けています。

『ソウルキャリバーV』

――ソウルリンクは3人まで登録できるとのことですが、それ以上を登録したい場合は上書きするしかないのですか?

 ソウルリンクはトップ画面に常時表示されることを重視したので、登録は3人までです。意識できる人数はそこまで多くないと考えているので、ベストフレンド、ベストライバルを選んで登録してください。

――ソウルリンクの活用法を教えてください。

 一番簡単な活用方法は、友だちを登録してもらい、やり込みを競うことだと思います。あとは、プレイスタイルによって変わると考えます。対戦で強くなりたい人であれば、ランキングトップの人を登録するのがオススメです。登録するとその人のリプレイをダウンロードできるようになるので、対戦で役立ちます。クリエイションが好きな人であれば、プレイヤーカードのデザインで気になった人を登録するのがいいと思います。

――グローバルコロッセオで行われる大会はどんなものでしょうか?

 グローバルコロッセオでは、コミュニケーションや対戦環境を楽しんでもらいたいので、いつも集まっているような人たちで遊んでもらいたいと考えています。そのため、ガチな大会というよりはフランクなものを想定しています。ロビー内にいる人の中で、その期間内で誰が最強かを競うものになっています。

――その大会で、優勝すると特別称号がもらえるといった報酬はありますか?

 フランクな大会を目指しているので、用意する予定はありません。

――格闘ゲーム大会・EVO 2012の種目に選ばれた率直な感想をお聞かせください

 非常に光栄です。また、他のゲームを遊んでいる人たちに作品を見てもらえるチャンスだと思っています。そこで『ソウルキャリバー』のおもしろさが伝わるとうれしいです。

――公式大会は開催されるのでしょうか?

 トーナメントに力を入れていきたいとは考えていますが、まだ内容を話せる状況ではありません。ただし、意気込みとしてはやっていくべきだろうと考えています。

――ダウンロードコンテンツの配信予定はありますか?

 まだ内容をお知らせすることはできません。ただ、楽しんでいるプレイヤーのためにもDLCは配信するべきだと考えています。

――本作の注目ポイントは?

 すべてです。世界設定を変えたとかオンライン機能を充実させたとか、多々ありますが、すべての要素にウリをつけたつもりです。注目ポイントは、その人が遊びたい要素すべてだと思います。

――続編の構想はありますか?

 頭の中には『VI』と『VII』までの構想があるので、やりたいと思っています。とはいえ、本作『V』次第かなと(笑)。

(C)2012 NAMCO BANDAI Games Inc.
Assassin’s Creed TM& (C)2011 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved.

データ

▼『ソウルキャリバーV 対応スティック for PlayStation3』
■メーカー:ホリ
■対応機種:PS3
■発売日:2012年2月2日
■価格:14,096円(税込)
 
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▼『ソウルキャリバーV 対応スティック for Xbox 360』
■メーカー:ホリ
■対応機種:Xbox 360
■発売日:2012年2月2日
■価格:14,800円(税込)
 
■『ソウルキャリバーV 対応スティック for Xbox 360』の購入はこちら
Amazon.co.jp
▼『ソウルキャリバーV アーケードファイトスティック ソウルエディション PlayStation3』
■メーカー:マッドキャッツ
■対応機種:PS3
■発売日:2012年2月2日
■価格:16,800円(税込)
 
■『ソウルキャリバーV アーケードファイトスティック ソウルエディション PlayStation3』の購入はこちら
Amazon.co.jp
▼『ソウルキャリバーV アーケードファイトスティック ソウルエディション Xbox 360』
■メーカー:マッドキャッツ
■対応機種:Xbox 360
■発売日:2012年2月2日
■価格:16,800円(税込)
 
■『ソウルキャリバーV アーケードファイトスティック ソウルエディション Xbox 360』の購入はこちら
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▼『ソウルキャリバー』
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:iPhone/iPod touch/iPad(ダウンロード専用)
■ジャンル:FTG
■配信日:2012年1月19日
■価格:未定

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