ゲーム界の“世界一かっこいいハゲ”筆頭候補！ 孤高の暗殺者エージェント47が暗躍する『ヒットマン』シリーズって知ってる？

文：電撃オンライン

暗殺者エージェント47の誕生に隠された秘密とは!?
『ヒットマン コードネーム47』

　『ヒットマン コードネーム47』は、2000年に発売された記念すべきシリーズ1作目だ。ただし、本作はPC版のみで発売されたため、コンシューマ機のユーザーにとっては未知の作品となっている。ステージ上を独自に行動するターゲットの動きを観察し、人目を忍んで暗殺を実行するというシリーズの基本スタイルは、1作目の時点ですでに確立されているものの、操作にややぎこちなさが見られるなど、その後のシリーズ作に比べるとまだ荒削りな感のある作品だ。

　エージェント47は、すべての記憶を失った状態のまま病院で目覚めるところからスタートする。謎の声に導かれて病院を脱走した彼は、生まれ持った暗殺者としての本能によって、謎の組織“エージェンシー”に雇われたプロの殺し屋となる。

　ダイアナ・バーンウッドというオペレーターの女性を通じて届く“エージェンシー”からの暗殺依頼を、エージェント47は確実に実行していく。ところが、彼が暗殺した4人の犯罪者たちは互いに面識があり、さらにルーマニアのオットー・ヴォルフガング・オルトマイヤー教授にも関係があると判明。やがてオルトマイヤー教授と対面したエージェント47は、そこで衝撃の事実を知ることになる。

　実は、エージェント47は彼が暗殺した4人にオルトマイヤー教授を加えた5人の遺伝子から生み出されたクローンであり、彼は自分が暗殺のエキスパートとして人為的に作り出された存在だと知ることになる。

　他の4人が邪魔になったオルトマイヤー教授はエージェント47を実験場となっていた病院からわざと脱走させて、組織を通じて4人を暗殺させたのだ。自分の“兄弟”であるクローン軍団を撃退し、“父”であるオルトマイヤー教授を暗殺したエージェント47は、そのまま姿を消した……。

▲12年前の作品ということで、さすがに画面も今となってはぎこちない感じだが、エージェント47の印象的な風貌は、この時点ですでに今とまったく変わりないのがスゴイ。

---

恩師の生命を救うため、一度は足を洗った暗殺稼業に復帰！
『ヒットマン2 サイレントアサシン』

　2002年に発売されたシリーズ2作目。この作品から、PC版に加えてPS2版とXbox版でも発売されており、プレイヤー層が広がった。また、本作からミッション後にプレイスタイルが評価されるシステムが加わり、暗殺者らしいステルスプレイでゲームを進めれば、それだけ高く評価されるようになった。

　前作のラストで、自分自身が暗殺に特化したクローン兵器であることを知ったエージェント47は、裏社会から足を洗うことを決意した。シシリー島の修道院に身を隠した彼は、ヴィットーリオ神父に過去の罪を懺悔し、修道院の庭師として新たな人生を歩み始めた。

　ところが、彼にとっては恩師であり、友人でもあるヴィットーリオ神父が、何者かによって誘拐されてしまう。エージェント47は神父の生命を救うため、再び“エージェンシー”に接触。組織の暗殺依頼を実行する代価として、神父の行方に関する情報を得ることになった。

　ダイアナを通じて暗殺の依頼を実行していくエージェント47は、やがて神父誘拐の黒幕が、ロシアの犯罪王セルゲイであることを突き止める。セルゲイを暗殺し、恩師を救出した彼は、自分の生きる場所は裏社会にしかないことを悟り、修道院を立ち去った……。

▲周囲の建物などのグラフィックも、前作に比べてグッと美しくなった。ちなみに、コンシューマ機では本作がシリーズ初作品となるため、国内コンシューマ版では『2』の表記が外されている。

→コンシューマ機がHD世代に移行し、暗殺もよりリアルに（4ページ目）

(C)2012 IO INTERACTIVE A/S. ALL RIGHTS RESERVED. PUBLISHED BY SQUARE ENIX CO., LTD. IO INTERACTIVE AND THE IO LOGO ARE TRADEMARKS OF IO INTERACTIVE A/S. HITMAN ABSOLUTION AND THE HITMAN LOGO ARE TRADEMARKS OF SQUARE ENIX LTD. SQUARE ENIX AND THE SQUARE ENIX LOGO ARE REGISTERED TRADEMARKS OR TRADEMARKS OF THE SQUARE ENIX GROUP. ALL OTHER TRADEMARKS ARE PROPERTIES OF THEIR RESPECTIVE OWNERS.

データ

関連サイト

• 『ヒットマン アブソリューション』公式サイト
• 電撃オンライン内“電撃EXTREME EDGES”特集ページ