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2012年8月30日(木)

【電撃2K GAMES #03】パンドラ最凶生物は無理ゲーすぎると思ったので 『ボーダーランズ2』の最高責任者に話を聞いてみました

文:電撃オンライン

■お次は開発インタビュー! パンドラの支配者ハンサム・ジャックの真の目的とは?

 一通りプレゼンが終わり、Pitchford氏はこちら側の質問にいくつか応えてくれた。質問の内容は、主に今作の物語やキャラクターに関するものが中心となっている。

『ボーダーランズ2』
▲Gearboxの社長Randy Pitchford氏。

――ハンサム・ジャックが目覚めさせようと企んでいる“ザ・ウォリアー”とは、どういった存在なのでしょうか?

 異星人がパンドラに残した、いわば“古代遺産の1つ”です。今は眠り続けていますが、目覚めさせてくれた人物を主人と認識し、どんな命令にも従うに凶悪な生命体になります。ハンサム・ジャックは、なんとかしてザ・ウォリアーを自らの手で目覚めさせ、パンドラだけでなく“全宇宙の支配する”という大きな野望を抱いています。

『ボーダーランズ2』

――主人公たちはハンサム・ジャックの支配からパンドラの人々を解放するために戦う設定ですが、それに属さない敵として登場するバンディットやクリーチャーのことを教えてください。

 バンディットは、かつて人類がパンドラに降り立ち、お宝探しの発掘作業をしていた時にダールという会社が作業員として雇った“犯罪者”になります。パンドラに春が来て獰猛なクリーチャーが冬眠から目覚めると、ダール社の社員は雇った作業員たちを置き去りにして自分たちの星に逃げ帰ってしまいました。そうして残された彼らは、バンディット(盗賊、ならず者)としてパンドラで生活しているわけです。

 クリーチャーは、人々がパンドラに来るもっと前から棲みついていた原生生物で、野生のエイリアンみたいなものです。パンドラへ発掘作業に来ていた人々を無差別に襲い、殺したり食べたりしてしまう“非常に獰猛な生き物”になります。

『ボーダーランズ2』 『ボーダーランズ2』

――追加DLCキャラクターとして登場する“ゲイジ”のアイデアが生まれたのはいつごろになりますか?

 『ボーダーランズ2』を制作する際、スタッフの中からキャラクターのアイデアがたくさん出ました。その中に、メクロマンサーというクラス名だけは出ていたんです。それで、本作の開発が仕上がり段階に向かっている時に、そのクラス名がどうしても引っかかって取り入れることに決めました。キャラクターのデザインや設定が固まったのは結構ギリギリで、今から大体半年ぐらい前ですね。

――メクロマンサーというクラス名は、ひょっとしてネクロマンサーに関係が……。

 イエス! メカ=機械、ネクロマンサー=死霊使いといった感じで、メカとネクロマンサーを足して生まれました。サルバドールのクラスである“ガン+バーサーカー=ガンザーカー”と同じような言葉遊びです。

――初登場となるNPCの“タイニーティナ”は、どういった特徴のキャラクターなのでしょうか?

 本作では、楽しいNPCとたくさん出会うことになります。タイニーティナはそのうちの1人ですね。弱冠13歳の少女である彼女は、炎や爆発を見るのが大好きな少し変わった子で、自ら爆弾を作る腕を身に付けています。孤独な彼女が過酷なパンドラの地を生き抜くことができたのは、爆弾という強力な武器があったからです。

――タイニーティナは主人公たちにどう絡んでくるのでしょう。

 彼女の家族は悲運にもバンディットに殺されていて、彼女自身はバンディットをこらしめたいという願いを常に持っています。そして、主人公たちはある場面に差しかかると、爆弾を作れる人を探すように頼まれます。つまり、お互いのニーズが合った時に、持ちつ持たれつの関係で協力しあうことになるわけです。

→試遊体験レポート&読者プレゼント!(4ページ目)

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