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2012年8月24日(金)

“Xbox 360『大』感謝祭 2012夏”はこの2大タイトルに注目! 『Halo 4』と『Fable: The Journey』の合同インタビューを開催

文:電撃オンライン

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■『Halo 4』開発者デモプレイ&プレイアブルデモ
世界観や操作性をそのままに、新たな物語や戦いがそこに!

 続いては、マイクロソフト Halo フランチャイズ シニア プロダクト マーケティング マネージャーのChris Munson(クリス・マンソン)さんによる『Halo 4』のデモプレイ。E3 2012で公開されたゲームプレイトレーラーのミッションを、実機でプレイして見せてもらった。世界中に衝撃を与えたあのゲームプレイトレーラーそのままのクオリティで動いており、改めて映像技術の進化を実感させられた。

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 デモプレイの後は、Chris Munsonさんへのインタビュー。そして、マルチプレイの“Spartan Ops”の1ミッションを実際に体験することができた。さほど長いミッションではなかったが、『Halo』シリーズを遊んできた人にとってなんら違和感のない操作性、コヴナントたちともフラッドとも異なるフォアランナーの動き、協力プレイとして連携を取るポイント、相変わらず癒やされるグラントの行動などを確認することができた。

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 なお、このミッションは、現在開催中の“Xbox 360『大』感謝祭 2012夏”の試遊台でプレイすることができる。会場に足を運べる人は、ぜひとも実際に体験してもらいたい。

■Chris Munsonさんに聞く『Halo 4』の見どころ
惑星レクイエムの謎、そしてコルタナとのマスターチーフとの関係は……?

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▲マイクロソフト Halo フランチャイズシニアプロダクトマーケティングマネージャーのChris Munsonさん。

──『Halo 4』では、前3部作とはまったく違ったストーリーが展開するのでしょうか?

 ストーリーは『Halo』サーガの一端としてずっと続いています。より新しく、豊かな物語の方向性を目指して取り組んでいます。その中で、マスターチーフのことをより深く知ることになるでしょう。マスターチーフは何をしなけばならないのか? そこで彼がどう考えるのか? そして、この惑星レクイエムにどのような謎があるのかが明かされていきます。

──マスターチーフは、どのような理由で惑星レクイエムに降り立ったのでしょうか?

 『Halo 3』での大戦から5年ほど経過しており、フォワード オントゥ ドーン(宇宙船UNSC Forward Unto Dawn)で眠っていたマスターチーフが惑星レクイエムに不時着するところから『Halo 4』は始まります。マスターチーフは、この惑星からの脱出を試みるわけですが、同時に“自分がなぜこの場所に着いたのか?”という謎を追うことになります。

──そこで、新たな敵に遭遇するというわけですね。

 先ほどのデモプレイが、フォアランナーとの初戦闘シーンになります。純粋なゲームプレイとして見るのであれば、彼らは『Halo 4』における新しい戦い方というものを示してくれる存在で、いろいろな形態があることを見せてくれます。

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▲フォアランナーの兵士“プロメシアン”。左から、ナイト、ウォッチャー、クロウラーと呼ばれている。

 また、レクイエムではコヴナントたちも出てきますが、なぜここに彼らがいるのかは、この時点ではまだわかりません。この奇妙な状況を理解するにはもう少しの説明が必要で、より多くの登場人物たちが物語の中に引き込まれていくことになります。

──『Halo 3』までは、人類、コヴナント、フラッドの三つ巴の戦いが描かれましたが、『Halo 4』は、謎だらけの状況から始まって、戦いながら真実を探していくという展開になるのでしょうか?

 そうですね。自分がマスターチーフで、何かしらのミッションを達成しなければならないということはわかっているのですが、なぜ宇宙船がこの惑星に来て、ここでいったい何が起こっているのかまったくわからない状況です。

 そして、インフィニティ(巨大艦UNSC Infinity)の登場。この艦に乗る人たちの救済もマスターチーフの役目となってくるわけで、そこでまた複雑な側面が見えてきます。

──『Halo 3』から『Halo 4』までの5年間で、何が変わったのでしょうか?

 5年間、マスターチーフはコールドスリープ状態にあったわけですが、コルタナはその間もずっと起きていて、マスターチーフの生命維持を行っていました。ところが、惑星レクイエムへの不時着で宇宙船が崩壊する事態に陥り、コルタナはマスターチーフを起こしました。

 ここで、コルタナ自身の話をしましょう。今作では、彼女にもいろいろな変化が起きるいことになります。AI(人工知能)の寿命は7年とされているのですが、コルタナは8年目に突入しています。寿命を過ぎたAIは、能力を失う“ランページ”という状態を引き起こすようになり、コルタナはマスターチーフとともにあった自分というものを保てなくなってきています。

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▲『Halo 3』までの大戦を経て、兵士と軍のAIという関係以上の絆を築いてきたマスターチーフとコルタナだが……。

──具体的に、ランページを引き起こすとどのような状態になるのでしょう。

 マスターチーフとコルタナの会話の中で、みなさんが知っているコルタナとは違った人格が出てきます。自分自身を失ったAIが、別の人格を見せるようになるといった描写が見られます。

──今作で大きく変わった部分と言えば、どこになるのでしょうか?

 まず、画面を見ていただいければすぐに気がつくかと思いますが、映像についてはエンジンの限界をさらに押し上げて、劇的な改善を果たしました。武器の描写などもかなり精密になっています。また、すべてのサウンドを現実の音と思えるぐらいリアルなものに替えています。

 ストーリー部分おいては、コルタナとマスターチーフの関係や、マスターチーフが何を求めているのかなど、これまでのシリーズ以上に深く掘り下げています。ストーリーのより深く、より濃くという方向性は、「次の『Halo』が出るとしたら、これまでの『Halo』サーガを上回る物語になるだろう」というファンからの期待がありましたので、それに応えるためのものですね。

──変わったのではなく、パワーアップを果たしたということですね。

 エンジン自体は従来のHalo Engineを使用しているのですが、これは『Halo』シリーズを熟知したファンがこれまでと同じ感覚でシリーズを遊び続けられるようにと、343 Industriesの判断として決定したことです。ただ、映像やサウンドなどについては、これまでの限界を超えて、飛躍的なパワーアップがなされています。

──フォアランナーという新たな敵が登場したことで、音楽はどのようなイメージになっているのでしょうか?

 オーディオ ディレクターの戸島(戸島壮太郎さん)の今回の仕事は、『Halo』の音楽体験を見直すということでした。環境音から武器の効果音まで、すべて見直し更新しました。非常にワクワクするようなデジタルサウンドで、まったく新しい感触を覚えるものとなっています。作品をシリーズで考えると、非常に難しい仕事だったことでしょう。ファンの方にプレイしてもらった時、とても驚きを感じてもらえると思います。

──今作では、どのような乗り物が登場するのでしょうか?

 ワートホグやマングースといった有名どころは当然出ます。それから、E3の会場で映像をご覧になった方もいるかと思いますが、マンモスという新しい乗り物が出てきます。非常に大きな乗り物で、これには秘密が隠されており、ゲーム中で重要な役割を持っています。

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▲『Halo』シリーズと言えば、いろいろな乗り物が登場するのも大きな楽しみの1つ。今作でも、奪ったり奪われたりしたいものです。

──フォアランナーの乗り物も登場するのでしょうか?

 フォアランナーは非常に進んだ技術を持つ種族ですので、武器だけでなく乗り物も先進的なものを持っていると容易に想像がつきますよね? 具体的な話は、これからのお楽しみということで。

──現在公開されているマルチプレイについて教えてください。

 マルチプレイには2つの大きなモードがあります。War Gameは、スパルタン同士がインフィニティの中でいろいろな状況を想定した訓練を行う対戦プレイ。Spartan Opsは、ミッション形式で進む協力プレイとなっています。

──Spartan Opsでは、本編とは別の独自のストーリーが展開するのでしょうか?

 プレイヤーはスパルタン部隊の1人として、マスターチーフとは別のミッションを展開しています。Spartan Opsでのミッションと、マスターチーフのミッションがゲーム上で直接的に交わることはありませんが、プレイヤーとしては、それぞれのミッションで得た情報に結びつきを見つけ出すことで、より深く『Halo 4』のストーリーを知ることになります。

──最後に、日本の『Halo』ファンへのメッセージをお願いします。

 日本のファンの皆さんに『Halo 4』を紹介できることを非常に嬉しく思っています。日本は『Halo』にとって非常に重要な市場であると我々は考えています。世界各地でワクワクと期待していただいている作品ですので、日本の皆さんも11月8日の発売を楽しみに待ってもらえればと思います。

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