これが芸術だッ！ 声優陣の筆がさえまくった（？）『さくら荘のペットな彼女』日大芸術学部芸術祭ステージイベントの模様をお届け！

文：電撃オンライン

　それでは正解を掲載していこう。まずは、最後に描いた高森さんから。茅野さんが何を描いたのかはすぐにわかった高森さんだったが、“ぎ”から始まる単語を思いつかなかったようだ。最初にギロチン（画像の左側を参照）を思いついたが”ん”で終わってしまうとあせってしまったとのこと。次に思いついたのが義眼で、結局“ん”で終わってしまったことをくやしそうに話していた。

　茅野さんは、中津さんが描いたものを“水晶”だと思い、うさぎにしたそうだ。しかし中津さんの答えはまったく違い、恥ずかしそうに「……トマト」とつぶやくと茅野さん＆高森さん＆松岡さん＆観客席からは驚きのざわめきが。

　最後に松岡さんが自分が描いたお題を明らかにすると今度は中津さんから「え～!?」と非難と驚きを混ぜたような声が上がっていた。そんな中津さんに高森さんと茅野さんが「松岡くんが描いたものをなんだと思ったの？」と聞くと、「“机に手が届かない人”だと思いました」という答えが。笑いに包まれた会場で、松岡さんが「椅子に座らせておけば……」と反省のコメントを述べると、会場からはさらに笑いが起こっていた。

▲ゲームクリエイター（松岡さん）		▲トマト（中津さん）

▲うさぎ（茅野さん）		▲義眼（高森さん）

　3つ目のコーナーは、会場から寄せられた質問に答えていくというコーナー。最初の質問は“アフレコ収録時のエピソードは？”というもので、茅野さんをはじめとした女性陣からはすかさず「松岡さんが一番印象に残っています」とコメント。そこから他の声優陣について話していくことになり、この日は堀江由衣さんのあだ名についてのエピソードが明かされた。

　堀江さんの現場でのあだ名は“ほっちゃん”というものなのだが、松岡さんや茅野さんたちは先輩の堀江さんを、あだ名とはいえ“ちゃん”付けで呼ぶことには少し抵抗があるようで、最後に“さん”を付けて“ほっちゃんさん”と呼んでいるのだとか。松岡さんはこれでもまだ抵抗があるようで、「もう1つ“さん”を付けさせていただきたいくらいです」と恐縮した様子でコメントしていた。

　続いては“日芸の学科（美術、音楽、放送、デザイン、演劇、写真、文芸、映画の8つ）で入ってみたい学科は？”という質問。これに松岡さんは「放送学科に入りたいですね」と即答。「大学に通ったことがないので、どういう雰囲気なのかとても興味がありますね」と続けた。茅野さんは映画で、中津さんは美術、高森さんはデザイン学科に入ってみたいとのこと。

　最後の質問は“松岡さんの好きなパンツの色は？”。前の質問で即答した姿とは打って変わって言葉をなくす松岡さんに、女性陣＆観客席からは「よくぞこの質問を聞いた！」と言わんばかりの大歓声！　しかも恥ずかしそうにしている松岡さんに対し、女性陣は「予想を立てよう！」「それいいね！」と盛り上がりまくり。

　美咲のようなノリで「赤？」「あえての黒？」などと聞きながら松岡さんの顔色をうかがっていく女性陣。「スタンダードに白？」とたずねる声が上がったところで、松岡さんが大反応！　まるで空太のように恥ずかしそうにしている横で、女性陣3人は「ヤッター！　白だ！」と快哉の声を上げていた。

　しかし、さくら荘の女性陣はこんなところでは終わらない。女性司会者の振りに乗って松岡さんの口から直接好きな色を言わせることに。うろたえまくりだったがいろいろと外堀を埋められた松岡さんは、観念したのか「…………ましろ」と呼んだ第4話の空太よりも恥ずかしそうな様子で「…………ぴ、ピンク」とつぶやいた。それを聞いた女性陣＆女性司会者＆観客は、本当にうれしそうな笑顔とともに、この日一番の盛り上がりを見せていたが、松岡さんだけは机にダウンしてしまっていた。

　“電撃20年祭”のステージに引き続いてちょっぴりピンクな雰囲気に包まれた『さくら荘のペットな彼女』ステージ。その雰囲気をまたしてもさわやかにしたのは、本作のエンディングテーマを歌う鈴木このみさん。会場全体を元気にするような伸びやかな声で『DAYS of DASH』を披露した。

　ライブが終わると、長かったステージもいよいよ終わりの時間に。最後は、出演者たちが観客席にメッセージを贈り、拍手に包まれてステージをあとにした。出演陣のメッセージは以下の通り。

●鈴木このみさん
　初めての大学、初めての学園祭でとても楽しかったです。またこうして、学園祭に来て歌うことができたらいいなと思います。今日はどうもありがとうございました！

●高森奈津美さん
　今日はありがとうございました。皆さん、楽しんでいただけましたでしょうか？　『さくら荘のペットな彼女』のアニメがどんな展開を見せるのか、楽しみながら見てください。

●中津真莉子さん
　本日は、楽しめていただけたようで何よりです。アニメはまだまだ続きますので、楽しみにしてくださいね！　本日はどうもありがとうございました。

●茅野愛衣さん
　今日はおもしろい特技を見ることができて楽しませていただきました。日芸に通っている皆さんもいろいろな夢を持っていると思います。『さくら荘のペットな彼女』という作品が、皆さんの背中を少しでも押すことができる作品になればと思います。そのために頑張りますので皆さんよろしくお願いします。

●松岡禎丞さん
　今日は本当にありがとうございました。僕の演じている空太という人間は、一般人であるがゆえに周りの才能に圧倒され、葛藤しながら前に進んでいきます。その姿は、演じているこちらにも何かを訴える力があります。茅野さんも言いましたが、この作品が皆さんの背中を押すことができる作品になるよう、これからも全力で演じますのでよろしくお願いします！

▲ステージイベント終了後は、大学構内で放送中のラジオ番組にも出演。日芸の印象などについて話していた。		▲童話『桃太郎』の桃太郎一行を他の人とかぶらないように描くというコーナーでは、素晴らしいチームワークを発揮して見事成功！

▲こちらは4人が描いたイラスト。左から桃太郎（松岡さん）、犬（茅野さん）、猿（中津さん）、キジ（高森さん）。

■TVアニメ『さくら荘のペットな彼女』
【放送情報】
　MBS……毎週月曜 26：20
　TOKYO MX……毎週月曜 24：30
　テレビ愛知……毎週火曜 26：05
　tvk……毎週月曜 25：00
　アニマックス……毎週金曜 22：00
　BSアニマックス……毎週土曜 22：30（※無料放送）

【スタッフ】（※敬称略）
　原作：鴨志田一（『さくら荘のペットな彼女』/アスキー・メディアワークス刊）
　原作イラスト：溝口ケージ
　監督：いしづかあつこ
　シリーズ構成：岡田麿里
　キャラクターデザイン：藤井昌宏
　プロップデザイン：小渕陽介
　美術監督：備前光一郎
　色彩設計：石田美由紀
　撮影監督：川下裕樹
　編集：西山茂（REAL-T）
　音響監督：明田川仁
　音響制作：マジックカプセル
　音楽：林有三
　音楽制作：メディアファクトリー
　プロデュース：GENCO
　アニメーション制作：J.C.STAFF
　製作：さくら荘製作委員会

【キャラクター＆キャスト】（※敬称略）
　神田空太：松岡禎丞
　椎名ましろ：茅野愛衣
　青山七海：中津真莉子
　上井草美咲：高森奈津美
　三鷹仁：櫻井孝宏
　赤坂龍之介：堀江由衣
　千石千尋：豊口めぐみ
　メイドちゃん：？？？
　飯田綾乃：浅野真澄
　神田優子：小倉唯

(C)鴨志田一/アスキー・メディアワークス/さくら荘製作委員会

データ

関連サイト

• TVアニメ『さくら荘のペットな彼女』公式サイト
• 『さくら荘のペットな彼女』原作公式サイト