名作世代交代RPG『俺の屍を越えてゆけ』は年末年始のプレイに最適！ 不思議な魅力が詰まった『俺屍』をたっぷり語る【ゲームやろうぜ！】

文：長雨

■顔で選ぶか、能力で選ぶか、毎回悩まされる交神の儀

　一族のキャラクターには寿命があり、全員死亡してしまうとゲームオーバーになってしまいます。そこでキャラがある程度成長したら、神様と交わって子を残す“交神の儀”をする必要があるのです。この“交神の儀”で選べる神様の種類は、なんと100柱以上!!　美人の天女様からワイルドな獣人タイプまで、個性豊かな神々が親神となってくれます。これだけの数がいたら、絶対にどんなプレイヤーでも好みのタイプが見つかると思いますよ。

▲神様と交神するには、戦闘で手に入る“奉納点”が必要になります。能力が高い相手ほど、必要な奉納点も多くなりますよ。		▲セクシーなのも、キュートなのも、よりどりみどりです。一部の神様は行方不明になっているので、ぜひ捜し出して天界に復帰させてあげてください。

　ここで悩むのが、交神の相手を好みの顔で選ぶか、能力の高さを選ぶかということ。能力が高い神様のほうが、よい素質を子に引き継ぎやすいので、確実に一族を強化していくことができます。ただ、神様の中には、「能力は低くても超好み！」というやっかいな相手が何人も存在するわけです。しかも、本作には同じ相手と何度も交神を続けると神様の好感度が上がって、“交神の儀”の時のセリフが変化するというギャル＆乙女ゲームのようなステキな仕様があって……。

　私はいつも欲望に負けて、好みの顔の神様を優先します。だって、稲荷ノ狐次郎とおぼろ幻八と鎮守ノ福郎太が好きすぎるのです……。えっ、気が多い？　それは、魅力的な神様が多いからしょうがないことですよ。

▲個人的にオススメしたいイケメン3人。PS版から、ずっとお世話になっているキャラクターです。中でも、鎮守ノ福郎太は“交神の儀”のセリフもイケメンすぎて困る。何度も惚れ直してしまいました。

　何度も同じ相手と交神するとセリフが変化するだけでなく、神様の持つ能力を成長させられるというメリットもあります。だから、最初は弱い神様でも一途に交神し続けていけば、最後まで頼りになる存在になることも！　能力が高い神様と交神を重ねてストイックに一族を強化していくのもアリ、自分の欲望に忠実に好きな見た目の神様を選ぶのもアリ。どのプレイ方法が正解ということはなく、自分の好きなように遊べるのがいいですね。

▲仲が深まった後の“交神の儀”のセリフは、破壊力抜群のものばかり。途中で「自分がプレイしているのは恋愛ゲームだっけ？」と思ったことも数知れず。

　またPSP版からは、どこか季節感のある“レア神様”が追加されました。クリスマスシーズンの12月なら十文字聖夜（セイント・クルス）、おめでたいお正月にはキュートな紅梅白梅童子。プレイしている季節にあった神様と交神してみるのも、ちょっとおもしろいかもしれませんよ。ここで紹介したのはシーズンの関係で男性の神様だけですが、とってもセクシーな女神様たちも追加されています。レア神様たちはPlayStation Storeで無料ダウンロードできる（一部、まだ配信の始まっていない神様もいます）ので、ぜひプレイ前に全員ダウンロードしてみてくださいね。

▲“和風サンタクロース”をイメージしてデザインされているとか。どちらかというと、ビジュアル系バンドにいそうな雰囲気。		▲かわいい双子の神様。愛らしい容姿をしていますが、2人とも男の子ですのであしからず。

→どんな強い子も絶対に死ぬ。しかし意思と能力は子孫へと引き継がれ……。

(C)1999-2011 Sony Computer Entertainment Inc.

データ

関連サイト

• PSP版『俺の屍を越えてゆけ』公式サイト
• 電撃オンライン内“ゲームやろうぜ！キャンペーン”特設ページ