2012年12月23日(日)
迷宮で一生懸命育て、“交神の儀”で選び抜いた神様との間に子を残し、ボス戦で華々しい活躍をしてくれたキャラクターでも、絶対に2年以内に死んでしまいます。死期が近づくほど“健康度”というパラメータが減っていき、体力などがドンドン落ちていくのです。その衰退が始まったのに気がつくと、「もう、この子ともお別れか」と切ない気持ちにさせられます。
そしてとどめを刺されるのが、キャラが死亡した時に聞ける遺言の言葉。潔く去っていく人、最後まで死を受けいれない者、仲間を心配してくれる子。いろいろな遺言があるのですが、どれもグッときます。そんな散っていった一族たちのためにも、さらに強くなろうと毎回決意を新たにさせられるんですよね。
▲遺言のセリフもとっても豊富です。どれも胸にくるものばかりなので、じっくりと聞いてほしいです。 |
しかし、一族たちの死はムダにはなりません。死亡したキャラクターの能力が一定以上だった場合、そのキャラを“氏神”にして、“交神の儀”の相手として選べるようになります。また、鍛冶屋で特注の刀を作っておくと、それを代々受け継いで強化していくことも可能です。先人たちが作った道が、確実に子孫たちの戦いを助けてくれるのです! そんなさり気なく一族みんなで戦っていることを実感できるシステムが、かなり好きだったりします。
▲強化していくことで最強の刀を作ることも可能です。どんどん、一族に受け継がせていきましょう。ただし、継承できるのは剣士のみなのでご注意を! | ▲氏神は何度交神しても成長はしませんが、同じくらいの能力を持つ神様たちより奉納点が低めに設定されていて良心的です。 |
まだ詳しい情報は明かされていませんが、『俺の屍を越えてゆけ』の続編が現在鋭意制作中とのこと。ライターとしてはもちろんですが、本作の生粋のファンとして発売が楽しみでしょうがありません。“和風”、“世代交代”、“イケメン、美女大好き”……この3つの単語すべてに引っかかる方(もちろん、1つでも問題ないですけど)なら、プレイしても大きく趣向から外れることのない作品ですので、気になった方はぜひ遊んでみてくださいね。
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