2013年6月27日(木)
――デバッグテストで寄せられた意見受け、ユーザーインターフェース(UI)はどのように変更されたのでしょうか?
佐塚:全体で細かい修正を加えていますが、大きな部分としてはユーザーがストレスを感じやすかった部分について変更・改善を行っています。一番多くご意見をいただいたのは戦闘のテンポに関する部分で、デバッグテスト時と比べて奥義失敗時の演出短縮や毎戦倍速ボタンを押さないと倍速にすることができなかった仕様を一度押すと解除するまで倍速状態になるように変更するなど、テンポ改善を重視しています。
Y:「縦長の画面構成は上下のスクロールが発生するから止めてほしい」というご意見も多くいただきました。デバッグテストでは「戦闘開始を決定するボタンが画面スクロールをしないと押せないので不便!」という内容が特に寄せられましたね。そこはテスト終了後に最優先で変更しました。縦長の画面構成は、タブレットPCなど外出先でのプレイも想定した結果、現在の構成に至っています。もちろん、この部分の改善をしてほしいといったご意見が多数出るようであれば、再度検討していきます。
――インターフェース以外に変更された部分はありますか?
佐塚:まず改めて。本作の戦闘は女用心棒を雇用して戦うカードバトル形式となっています。用心棒にはそれぞれ6種類の“属性”が設定されており、これが戦闘でも勝敗を分ける重要な要素になっています。
戦闘中、用心棒を配置するエリア(以下、場)にも6種類の“属性”が存在します。“場”と用心棒の“属性”が合致すると、戦闘において強力な効果を発揮する“奥義(スキル)”の発動率が上昇するので、ユーザーさんにはもっとも効果の高い“場”と用心棒の組み合わせを探ってもらうことになります。
デバッグテストにおいては、キャラクターの属性をそろえた単属性デッキが強い傾向にありました。現在は単属性偏重になりすぎないようなバランス調整を試みており、“場”と用心棒の組み合わせによる奥義発動率の値を大きく見直しました。結果、単属性デッキの場合は「同じ属性の用心棒に効果を発揮する奥義」の恩恵を受けやすい一方、“場”の属性との組み合わせ難しくなるため、属性に合わせたキャラクター配置の重要性を見直しました。
▲味方の攻撃力を上げる、敵の防御力を下げる、敵の奥義発動を封じるなど、習得できる奥義はキャラクターごとに異なる。自分と相手の戦略を研究して、最強のデッキを作れ! |
――場の属性とキャラクターの属性が合っていないとどうなるのでしょうか?
佐塚:属性をさらに詳しく説明しますと、6属性には“地水火風光闇”があります。この6つの属性をさらに“地&火”、“水&風”、“光&闇”という3つのペアに分類しており、3すくみの関係を設けました。具体的には“地&火”は“水&風”に強い。“水&風”は“光&闇”に強い。“光&闇”は“地&火”に強いという関係です。それぞれ苦手な属性の場に配置してしまった場合ですが、奥義の発動確率が大幅に低下してしまいます。プレイヤーの運も勝敗に影響することになりますね。単属性デッキで出撃して、場の属性が全部苦手な属性だったら…悲惨なことになります(笑)。
――今後のスケジュールについてお聞かせください。
大原:大江戸学園体験入学(全員参加型テスト)は6月27日から7月1日までの5日間で行います。テスト中に送られてきた意見もフィードバックして順次アップデートを行いますので、気になる点があればどんどん聞かせていただきたいと思います。正式サービス開始日についても近日中にアナウンスできると思います。
――他に何かおもしろい企画などあれば教えてください。
大原:原作ゲームが江戸時代と現代の融合した世界観なので、その辺の背景というか設定をうまく生かした茶店を再現するタイアップ企画が進行中です。まだどのお店と展開するかなどは決まっていませんが、続報にご期待ください。
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