2012年7月13日(金)
お次は黒ね。黒にはおなじみのプレインズウォーカー、リリアナが姿を変えて収録されています。 |
《沼》をサーチしてくる能力、《沼》の数に応じたパワー/タフネスへの修正、そして《沼》から生み出されるマナの量を爆発的に増やす奥義と、いずれの能力も《沼》に関連付けられているのが特徴ね。 | ||
黒なのに土地を持ってくる能力なんだね。 | ||
『M13』には《沼》に関係するカードがいくつか収録されていて、この《闇の領域のリリアナ》はそれらとシナジーするように作られているっぽいわね。 |
今のスタンダードは展開がかなり早いので、4マナの《闇の領域のリリアナ》でもちょっと重いと感じるかもしれないけれど、着実にアドバンテージが稼げるカードなので、じっくり腰を据えたコントロールデッキの復権にひと役買うかもしれないわね。 | ||
なるほどー。コントロールといえば、この《もぎとり》もコントロールにぴったりのカードだね。 | ||
ええ。《聖トラフトの霊》や《最後のトロール、スラーン》、《鷺群れのシガルダ》といった除去しづらいクリーチャーにまとめて対処できるカードね。黒単のデッキであれば、同じような効果を持つ《黒の太陽の頂点》よりマナ・コストが軽くて、より大きな効果が期待できるので、結構使われるカードになるんじゃないかしら? 私もこのカード使うの楽しみだわ。 | ||
《闇の領域のリリアナ》と《もぎとり》で、黒単デッキが熱くなりそうだ! | ||
そうね。さらに『M13』にはそんな黒好きなプレイヤーさんが再録を待っていたであろうカードがいくつも追加されているわ。 |
相手の手札を確認しつつ、やっかいな呪文を捨てさせられる《強迫》、同じく手札を捨てさせながらブロッカーにもなる《貪欲なネズミ》、クリーチャーが貧弱とされる黒において“飛行”“接死”“絆魂”と3つも能力を持つ《吸血鬼の夜鷲》、そして吸血鬼を大幅にパワーアップさせる《吸血鬼の夜侯》。どれも再びの活躍に期待されるわね。ちなみに《もぎとり》も再録カードね。 | ||
アユミちゃん、昔を懐かしむのもいいけど新カード! 新カードの紹介をしないと! | ||
もちろん、わかっているわ。今回黒に追加された大型クリーチャーを見てみましょうか。 |
“賛美”を持っているので単体でも6/6、さらにこれ1体で攻撃すると相手プレイヤーにクリーチャー1体の生け贄を強制することができるわ。 | ||
おー、頼もしい。 | ||
黒単のコントロールデッキを組んだら、フィニッシャー候補になれるんじゃないかしら? |
続いて赤ね。赤の最注目カードはこれかしら。 |
5マナ5/5で“飛行”と“速攻”! | ||
おまけに“飛行”を持つクリーチャーに1点のダメージを与えつつ、それらをタップするので、まずブロックされないという大盤振る舞いなクリーチャーね。赤系の速攻デッキの最後の一押しにぴったりのカードと言えそうね。 | ||
2ターン続けて出せばコイツだけで15点か……。 | ||
伝説のクリーチャーじゃないから、そういうこともできるわね。いや、これは油断ならないクリーチャーが出てきたわ。他にも、赤はゴブリンを中心に見どころのあるクリーチャーが追加されているわ。 |
《群衆の親分、クレンコ》でゴブリン・トークンを補充しながら《武器商人》でどんどん除去するのとか、楽しそうだね。《モグの下働き》も条件付きとはいえ2マナ3/3かぁ。 | ||
《群衆の親分、クレンコ》は放っておくと倍々ゲームでトークンが増えていくから、見た目よりかなり危険なカードね。同じく『M13』に収録された《熱情》や『M12』の《ゴブリンの酋長》、《速足のブーツ》なんかと組み合わせて“速攻”を与えられるようにするとより強力でしょうね。 |
《ゴブリンの酋長》以外にも、スタンダードには《ゴブリンの戦煽り》《ゴブリンの手投げ弾》なんかもあるから、ゴブリンデッキができそうだ。 | ||
ゴブリン以外での注目クリーチャーは《まどろむドラゴン》ね。このクリーチャーがいると「はたして1点のダメージを与えるために攻撃していいのかな?」なんて考えちゃいそう。 | ||
攻撃できるようになったら最低でも8/8かぁ。《旅の準備》とか《自然の祝福》でカウンターを乗っければ、すぐに攻撃やブロックできるようになるかな? | ||
一度+1/+1カウンターを乗せられれば《電位の負荷》のような「ミラディンの傷跡」ブロックにある“増殖”ギミックでカウンターを増やすこともできるわね。“増殖”は『M12』のキーワードだった“狂気”ともかみ合うので、おもしろいデッキが組めそうだわ。 | ||
クリーチャー以外の、例えばダメージ呪文とかにもいいカードが追加されてるの? | ||
クリーチャーが強い分、ダメージ呪文なんかは今回、ややおとなしめに作られている感じね。その中での注目株は《炬火の炎》かしら。あとはドローカードである《野生の勘》なんかも地味にいいカードね。 |
《炬火の炎》は3点のダメージを自由に振り分けられるんだ。サイズの小さなクリーチャーを並べるトークンデッキなんかに効きそうだね。 | ||
《野生の勘》は手札が1枚以上残っている状態でないと使えないけれど、赤にありがちな「無作為に手札を捨てる」じゃなくて、選んで捨てられるのが便利ね。いらなくなった土地をカードに替えられるわ。じゃあ次は緑のカードね! |
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