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2012年9月6日(木)

掟破りの100人同時対戦!? ヘビーゲーマーの僕が出会ったスクウェア・エニックス最強のカードゲームの話をしようか

文:電撃オンライン

■個人戦よりもチームワークが大事! クリスタルを奪い合う戦争の流れをチェック

 さて、ちょっと順番が前後してしまいましたが、次はゲームの勝利条件について説明します。大まかに紹介すると、2つの勢力がガチンコで戦う場合や、4つの勢力が入り乱れて戦う場合など、モードの違いによってルールが異なる部分もあるのですが、ここでは基本となる“4勢力での戦争”をベースに紹介していきます。

 まず勝利条件ですが、制限時間である20分を終えたあとに勝利ポイントが算出され、そのポイントが高い順番で順位が出ます。はい、勘のいい方はピンと来たかと思いますが、『モンスタードラゴン』は個人戦ではなく、チーム戦が基本となるゲームです。厳密には、個人の成績によってボーナス(もらえるお金や称号などに影響)はあるんですが、大原則はチーム戦です。

 勝利条件に影響する勝利ポイントの算出方法はかなり複雑なので、ここでは少し簡略化して説明します。基本的に“クリスタル獲得量”+“勲章ポイント(個々人の活躍に応じたボーナスポイントのようなもの)”によって、勝利ポイントが決まります。ぶっちゃけ、割合的にはクリスタル獲得量が勝利ポイントの80~90%以上を占めることが多いので、“たくさんクリスタルを所有する勢力が勝ち”と考えるのがわかりやすいです。

 さて、それでは肝心のクリスタルについて説明していきます。『モンスタードラゴン』の戦場には、鉱床と呼ばれる場所があり、そこを制圧(攻撃して倒すイメージです)すると、鉱床の規模に応じたクリスタルをもらえます。

 「じゃあ、敵より早く鉱床を倒しまくるゲームってことだね」なんて早合点をする人も多そうですが、ちょっとお待ちを。ここからが『モンスタードラゴン』のおもしろいところです。

 『モンスタードラゴン』では、別の勢力に制圧された鉱床を何度でも制圧しなおすことができますし、敵を倒してクリスタルを奪い取ることもできるんです。このバランスが、なかなかどうして、うまく計算されています。

 クリスタルの移動は、下のようなルールで行われます。

『モンスタードラゴン』

●鉱床の制圧
・鉱床を制圧した場合、その鉱床のクリスタル量の半分が所属国、半分が制圧したプレイヤーに分配される
(例:100のクリスタルをプレイヤーAが制圧した場合、50が所属国、50がプレイヤーAに分配される)

●プレイヤーからの強奪
・クリスタルを持つプレイヤーを倒した場合、そのプレイヤーは相手が持つクリスタル量の半分を強奪できる
(例:100のクリスタルを持つプレイヤーAを、プレイヤーBが倒した場合、プレイヤーBはプレイヤーAから50のクリスタルを強奪できる)

 普通に考えて、鉱床を制圧するほうがお得なことがわかりますね。とはいえ、たくさんのクリスタルを持つプレイヤーが倒されてクリスタルが移動すると、一気に順位がひっくり返ることもしばしばあります。

 ここがまた、チーム戦のおもしろいところで、残り時間が少なくなってくると、その時点で1位の勢力が総攻撃を受けることが多々あります。その結果、さっきまで1位だった勢力が4位に落ちて、逆に4位だった勢力が漁夫の利を得て1位になるなんてこともよく見かけます。こういった乱戦は、複数の勢力がもつれあうからこそ起こるわけで、なかなか緊張感あふれる仕様となっております。

『モンスタードラゴン』
▲画面左上に表示されているのが、各勢力のクリスタル獲得量。目に見えて突出した勢力は、後半に袋叩きにあって壊滅していくことも……。

→リアルタイムのプレイ感覚がバトルに大きく影響!(3ページ目へ)

(C)2011,2012 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

データ

▼『MONSTER×DRAGON(モンスタードラゴン)』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■開発:スクウェア・エニックス
■対応機種:PC
■ジャンル:SLG(オンライン専用)
■サービス開始日:2011年11月12日
■プレイ料金:無料

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