2012年11月13日(火)
ベンジャミン・フランクリンは、アメリカ独立宣言の文面を考案する起草委員会に参加し、最初に署名した5人の政治家の1人です。
▲右側に立っている、眼鏡をかけた人物がベンジャミン・フランクリン。独立宣言に署名する現場になぜかコナーも!? |
フランクリンは独立戦争の間、ヨーロッパに渡って各国と外交交渉を行っていました。フランスがアメリカと同盟して参戦するよう交渉したのも彼であり、アメリカを勝利に導いた最大の功労者の1人でしょう。また、終戦の条件をまとめたパリ条約締結のためのアメリカ代表にも加わっています。
フランクリンはボストンの出身でしたが、兄とケンカしてフィラデルフィアに移り住み、この地で新聞を発行するようになります。また、“早起きは三文の得”、“財布が軽いと心は重い”といった、いろいろな格言が日付と一緒に書かれたカレンダーを最初に考案したのも彼で、これは当時、大ベストセラーとなりました。
科学技術にも興味を持ち、嵐の中で凧を上げて雷の正体が電気であることを発見したエピソードはあまりにも有名です(※感電の恐れがあるので、絶対にマネしてはいけません)。この発見をもとに避雷針を発明した他、地震や気象の研究でも業績を残しています。他にも、アメリカ初の図書館をフィラデルフィアに建設したり、長年にわたって郵便システムを改良してアメリカ合衆国の初代郵政長官に就任したりと、ジャンルを超えた才能を発揮しました。現在のアメリカ100ドル札には、フランクリンの肖像画が描かれています。
ところでフランクリンは、健康のための“空気浴”と称して季節を問わず毎朝1時間ほど全裸で過ごし、周囲の人間を戸惑わせていたそうです。人目を気にしないゴーイング・マイウェイな暮らしぶりは、いかにもマルチな才能を持つ天才らしいエピソードですね。
→イギリス政府の目の上のコブ“サミュエル・アダムズ”(3ページ目)
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