南海に散った旧日本軍の英霊たちに敬礼！　洞窟あり、遺跡あり、砦あり、お宝（？）ありの島内探索『ファークライ3』プレイレポートPart3

文：イトヤン

◆SKILL CLOSE UP◆
“スキル”の習得でこんなことも可能に！　殺しのスーパーテクニック4連発！

　主人公のジェイソンは、その左腕にラクヤットの戦士の証であるタトゥーを刻むことによって、自己の内側に秘めていた潜在能力“スキル”を引き出すことができます。プレイを通じて獲得できる経験値によって得た“スキルポイント”を消費して、ツリー状に枝分かれしているスキルを順番に習得していくことで、新たな能力が発揮できるのです。

▲スキルは、サギ、サメ、スパイダーという3種類の動物に象徴される系統に分かれて、それぞれツリー状に配置されています。ロックされているスキルは、ミッションを多くこなすことで習得可能になります。

　スキルによって得られる能力の中には、体力ゲージが増加したり、銃の照準が安定したりといった、地味ながらも非常に役の立つものが用意されています。それに加えて、スキルを習得することで初めて実行可能になるアクションというものも存在します。敵に接近し、ナイフによって一撃で倒す“テイクダウン”もその1つです。

　そしてツリー状のスキルを順番に習得していくと、一撃で敵を倒せるテイクダウンの、よりクールで効果的なバリエーションが実行可能になります。ここではその中から4種類をピックアップして、実際に使用しているプレイ動画とともにご紹介しましょう。

【殺しのスキル：ナイフスローダウン】

　1人の敵をテイクダウンで倒すと同時に、ナイフを投げてすぐ前にいる敵を倒すというもの。いったんコツをつかんでしまえば、簡単な操作で一度に2人の敵を音もなく倒すことができるので、非常に使い勝手のいいアクションです。アンロックされたら早めに習得することをオススメします。

▲海賊は2人で巡回していることが多いので、これを使えば一度にまとめて倒せます。2人目の敵はナイフを投げて倒すため、1人目の敵からやや離れていても、問題なく成功します。

【殺しのスキル：デスフロムビロウ】

　第1回目のプレイレポートで、屋根の上などから下にいる敵をテイクダウンする“デスフロムアバブ”というアクションをご紹介しましたが、これは逆に上方にいる敵を引きずり下ろして倒すアクションです。しかもこのアクションは、水中からも実行できるので、桟橋にいる敵のところまで水中に潜って接近し、死角から襲いかかるという倒し方が可能です。

▲水中から敵の足下に忍び寄り、桟橋に取り付いたら敵を一気に襲いかかります！

▲水中に引きずり込んだ、敵をナイフで一撃！　あまり長い時間水中に潜っていると、呼吸が続かなくなるので注意しましょう（笑）。

【殺しのスキル：グレネードダウン】

　敵をテイクダウンしつつ、敵が腰につけている手榴弾の安全ピンを抜き、そのままの状態で敵を前方に蹴り出します。しばらくすると、テイクダウンで倒した敵が轟音とともに吹っ飛ぶという、なんとも豪快なアクションです。動画ではすぐ前にいた敵が爆発に巻き込まれていますが、爆発物のタルや自動車のほうに蹴り飛ばして誘爆させるなど、状況次第でいろいろな使い道があります。

▲敵をナイフで倒した直後、敵が腰につけている手榴弾の安全ピンを素早く抜き去ります。なかなか器用なことをしていますが、プレイヤーの操作はボタン1つでOKです。

▲そのまま敵を前に蹴り出すと、手榴弾が爆発！　ド派手で痛快なアクションですが、爆発が起きる時点でステルスではなくなるため、使いどころが難しいとも言えるでしょう。

【殺しのスキル：チェーンテイクダウン】

　複数の敵が近くに集まっている状態で、まず1人の敵をテイクダウン。その際に左スティックを他の敵がいる方向に倒すと、その敵を続けてテイクダウンします。近くに敵がいる間は、連続してテイクダウンが発動するので、その場にいる敵を一掃することも可能です。

　動画では全部で5人の敵を連続してテイクダウンしていますが、テイクダウンのボタン操作は最初の1人だけで、残りの4人は左スティックの入力だけで倒しています。上手く発動すればご覧のように、凄まじい威力を発揮できるのですが、かなり近くに敵が集まっていないと攻撃がつながらないため、石投げなどで敵を誘導するという事前の準備が、実はけっこう大変です（汗）。

▲写真では途中を省略していますが、動画を見てもらえばわかるように、5人の敵を連続してテイクダウンで倒しています。

▲ゲームシステム上では、最初の1人を通常のテイクダウンで倒し、残りの4人をチェーンコンボで倒しているとカウントされています。チェーン1人につき100XP、合計400XPと表示されているのがその証です。

　それにしても主人公のジェイソンは、ゲームの冒頭ではグラント兄さんの後ろで恐怖に震えていたのですが、スキルを習得することで、ここまで勇敢な戦士に成長するのです。……これもすべて、ラクヤットのタトゥーのおかげなのでしょうか？（笑）

　さて、3回にわたってお送りしてきたプレイレポートも、今回で最後となります。このレポートではシングルプレイの“ストーリー”モードに焦点を当ててお伝えしてきましたが、『ファークライ3』にはこの他にも、専用の主人公たちによって独自のストーリーが展開される4人CO-OPモードや、オンライン対戦などもプレイすることができます。このプレイレポートで興味を持ったという人は、ぜひ自分で実際に体験してみてください！

(C)2013 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Far Cry, Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries. Based on Crytek’s original Far Cry directed by Cevat Yerli. Powered by Crytek’s technology “CryEngine”.

データ

関連サイト

• 『ファークライ3』公式サイト
• 電撃オンライン内“『ファークライ3』特集 －ファークライ エクスペリエンス－”ページ