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2010年2月9日(火)

【経営者は語る 第3回】新進気鋭のブラウザゲーパブリッシャ、エンタークルーズ

文:電撃オンライン

■ビジネスチャンスを逃さない起業タイミング

『【経営者は語る 第3回】エンタークルーズ』

──本日はよろしくお願いします。エンタークルーズの設立は昨年9月と聞いています。どんな方々が、どういったきっかけで立ち上げた会社なのでしょうか?

エンタークルーズ 取締役 兼 CTO 林竜二氏(以下、林氏):私はもともと証券会社におりましたが、eコマース系の仕事を経て、近年はインターネット関連の広告代理店の代表を務めていました。以前から社内事業の一つとしてオンラインゲームの運営を考えていたところ、もともと付き合いのあった仲間達から新たにオンラインゲーム会社を立ち上げるという話が入ってきまして、そちらに合流したのです。

──現在のパートナーの方々とは『リネージュII』のプレイを通じて交流があったともお聞きしています。ただ『リネージュII』は大規模なMMORPGですし、エンタークルーズの事業はブラウザゲームであって、直接つながっているわけではありませんよね? そのあたりはどんな感じだったのでしょうか。

林氏:どちらかというとオンラインゲーム業界内での交流関係が中心で、運営、プレイヤー、マーケティングと偶然にも3拍子揃ったメンバーだったんです。とくに「『リネージュII』のようなゲームを運営したい!」という動機だけだったわけではありません。ジャンルにこだわらず、純粋にゲーム事業をやりたいと思って集まりました。

──すると、ブラウザゲームに着目するきっかけになった作品は何でしょうか?

林氏:『七龍紀(邦題:ドラゴンクルセイド)』です。代表取締役のJohny(金 明均氏)が最初に着目し、私自身は日本語版『ドラゴンクルセイド』のサービスが始まってからプレイしましたが「これはいける」と思いました。

──なるほど……。『七龍紀』中国版ないし韓国版と考えても、それから会社を立ち上げて、もう第一作のサービスまで漕ぎ着けたというのは、すごいフットワークの軽さですね。

『【経営者は語る 第3回】エンタークルーズ』

林氏:そうかもしれません。会社設立の準備を始めたのが昨年6月、実際に立ち上げたのは9月です。私の場合、当初は社内事業としてブラウザゲームを手がけることを提案しましたが、なかなか周囲の理解が得られなかったという体験もしています。それを考えたとき、このスピード感、決断の早さがエンタークルーズの一つの強みだと思っています。

──しかし一方で、日本でもすでにブラウザゲーム事業を手がける会社さんが増えてきており、大手企業さんを含めて今後ますます競合が激化すると予想されます。そのなかで、エンタークルーズさんはどうやって勝とうと考えていますか?

林氏:当たり前といえば当たり前なのですが、まずはサービスする作品それぞれで、きちんと評価されることが第一だと思っています。そして、ゆくゆくはさまざまな要望を満たせる作品ラインナップを揃えた、ゲームポータルとして成長させていくことを考えています。

 ■プレイ内容の充実度で勝負する『GYOKUJI』(>>Page 3)

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