天才という表現はアレなので、あえて奇才と呼ぼう。そんなRucKyGAMESの最新作『Freedom Fishing』は、いつもと違う本格派？

文：電撃オンライン

■『FF』の詳細その1「ステージと解放条件」

　釣り場となるステージの数は、4＋1の計5種類あり、ステージによって釣れるアイテムが異なります。ステージの種類は以下のとおりで、最初から解放されている「故郷」以外は、まあ、普通に考えると釣り場にはなりえませんね。釣りを進める（何かを釣る）ことでたまっていく★（スター）が一定数を超えると、新たなステージが解放される仕組みとなっています。

故郷		駅のホーム
▲嗚呼（あぁ）懐かしき故郷。水田の向こうに家が9軒見えるが、軒数に特に意味はないと思われる。釣れるアイテムは「思ひ出の写真1～9」など。		▲戦場に向かう人々が集まる場所。釣りをするための水場なんて、普通に考えたら存在しないが、なぜか「リーマンA」などが釣れてしまう。

牛丼チェーン店		火口
▲牛丼美味しいよ牛丼。「牛丼・漬け物」などが釣れる。誰得情報として、本作の開発者であるRucKyGAMESは吉○家を好んでいる。		▲暑いというか熱い。「青レンジャさん衣装」や「黄レンジャさん衣装」などが釣れるが、火口との関連性は正直よくわからない。

宇宙
▲ここがすべて。宇宙で釣りとは、壮大過ぎてイメージがわかないが、そんなところでも釣りができてしまうフリーダム。

■『FF』の詳細その2「ミニゲーム」

　魚ではない何か（アイテム）を釣り上げる、いわゆる戦闘の際に、突発的に発生することがあるミニゲーム。下で紹介する7種類が用意されていて、過去にRucKyGAMESが世に送り出したアプリゲームも採用されています。ちなみに私個人としては、ミニゲームのなかで「8パズル」が最も難しいと思いました（プレイした人の多くが同意見）。2012年1月上旬のアップデート時に難易度を下げたとのことですが（RucKyGAMES談）、それでもまだまだ難しいと感じるのは、下手くそな私だけでしょうか？

リーゼントvsトロンボーン		8パズル
▲右からトロンボーンが伸びてきたら（水を求めて伸びるらしい）、その瞬間にタップしてリーゼントを伸ばし、その髪力（？）でトロンボーンを止めるゲーム。奇才だよ、これ。		▲左上から右下にかけて、1～8を順に並べるパズル。制限時間が厳しいのと、クリアするためのルーチンを知らないと適当にやらざるを得ないので、難易度高めでござる。

i刺身		顔文字
▲右からかなりのスピードで流れてくる刺身の上に、たんぽぽ（菊？）を乗せていく。ただ、それだけ。単純作業の妙を存分に味わうことができるシュールさがたまらない。		▲左右から流れてくる不思議な顔文字たちを、ひたすらタップするだけ！　微妙な顔文字の違いを見切る必要はなし。とにかくシンプル、まったく難しくない！

＞＝＜		＞＝＜ 2
▲足し算の結果を仕分けしていく計算ゲーム。計算結果が10未満なら左、11以上なら右、10であれば下にフリックする。瞬時の暗算力が問われる、脳みそ活性化ゲーム。		▲こちらは九九の掛け算。計算結果の仕分け方法は「＞＝＜」と同じ。ちなみに、芦田愛菜ちゃんの今年の目標は九九をちゃんといえることだそうだ（テレビで観た）。

のののののの
▲画面内に「の」や「ぬ」といった平仮名が1種類だけ大量に表示され、そのなかから反転状態のものをタップする。クリアしていくと数が増えるので、難易度が上がっていく。

■『FF』の詳細その3「アイテムと解説文」

　釣りで入手できるアイテムは全部で134種類（2012年1月25日時点）。釣りゲーなのに、釣れるもののなかに魚はまったく存在しません。アイテムはメニューの「GALLERY」にまとめられるので、そこでチェックすることができます。「GALLERY」では、アイテムごとに、サイズや総数、レア度（最大で10）を確認できて、そのなかで個人的に最もおもしろいなーと感じるのが、アイテムの解説文を読めるところ。だって、解説文の内容やテイストがヘンテコで興味津々なんですもん！

▲名称の右横に釣った総数（壺みたいなマーク）が表示。その下にはサイズが表示され、銅冠は最小サイズ、金冠は最大サイズの証となる。下段の魚のマークはレア度を表し、数が多いほどレア度が高い。なお、レア度はアイテムの種類で固定となっている。		▲これは「歩行者信号機」の解説文。画面右上に「APP」と表示されている場合、ここをタップすることでApp Storeにて関連アプリをチェックできる。いわゆる他のアプリの宣伝だが、深い階層にこっそり存在するという控えめなところがRucKyGAMES的。

　ここでは釣れるアイテムの例を紹介します。ヘンテコなものがいっぱいなのですが、それらをちょっとだけピックアップしてみました。ちなみにゲーム中では、やたらと「長靴」と「ボロい長靴」が釣れて、イラっとすることがあります（笑）。あくまでも私見ですが、このことを冷静に分析すると、「ボロい長靴」はスライム、「長靴」はスライムベス的な扱いであって、最初はそういったものをコツコツ倒さなくちゃいけないし、ザコも必要（釣りだから雑魚か）。某ゲームに置き換えつつ、自身の思い出ともシンクロさせて考えると、「ボロい長靴」も「長靴」も存在意義に納得できるってもんです。

ボロい長靴		長靴		金の長靴		青色のハンガー
▲ゴミはゴミ箱へという言葉がピッタリ。一番よく釣れやがる。レア度1。		▲「ボロい長靴」と同じく定番で、養殖長靴の存在を疑うべきレベル。レア度2。		▲長靴系の最高峰で金メッキ製。長靴の精霊がくれるらしい。レア度9。		▲未来から来たキャット型ロボットが定期的に買うとのこと。レア度3。

思ひ出の写真4		ロ		リーマンD		牛丼
▲「思ひ出の写真」は1～9があり、レア度はアイテムの種類で異なる。レア度8。		▲謎の一品。「ロ」のつもりで作ったが「口」にしか見えないらしい。レア度7。		▲眼鏡の力により、満員電車で彼の周囲の人はなぜかバランスを崩さない。レア度5。		▲牛丼系の単品バージョン。オプションなしのためリーズナブル。レア度4。

牛丼・味噌汁・生卵		牛丼・味噌汁・漬け物		青レンジャさん衣装		キバタン
▲牛丼系の1つ。2つの飲み物がオプション。塩分過多に注意。レア度8。		▲牛丼系の1つで、塩分過多を目指す人にオススメの一品。レア度9。		▲着ると貧血になる＆レバー嫌いの人はそもそも着られない。レア度6。		▲黄色の冠羽から冠羽ミサイル（誘導式）を発射。当たっても痛くない。レア度8。

障子		なんかのヒナ		ちくわ		ちくアレイ（シール有り）
▲RucKyGAMES作品の1つ。本作のミニゲームには収録されていない。レア度3。		▲RucKyGAMES作品『iヒナ マツリ』に登場。全然ヒナに見えない。レア度8。		▲RucKyGAMES作品『僕とちくわと鉄アレイ』に登場。鉄アレイにぶつけるもの。レア度2。		▲パッケージ化された“ちくアレイ”で、これはキャンペーン期間限定のもの。レア度7。

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