2012年12月5日(水)
ゲームオンが運営するブラウザ型のPC用カードバトルRPG『ロードス島戦記 -伝説の継承者-』。11月22日~28日に実施されたクローズドベータテスト(CBT)のレポートをお届けする。
本作は、テーブルトークRPG(TRPG)の紹介記事から生まれた水野良氏原作の小説『ロードス島戦記』を原作にしたブラウザゲーム。カード化されたキャラクターやアイテムを集めて駆使し、原作の追体験やオリジナルクエスト、他のプレイヤーとの対戦などが楽しめる。
※ゲーム画面は開発中のものです。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
水野氏がスーパーバイザーとしてゲームの制作に参加するこの話題作を、往年の『ロードス島戦記』ファンであるライターの斎藤ゆうすけが体験プレイ。CBTに参加し、ゲームの序盤をプレイした様子をレポートします。
改めまして、みなさんこんにちはっ! 燃えるシチュエーションと萌える女の子が大好きなライターの斎藤ゆうすけです。今回、私がプレイさせていただくゲームは『ロードス島戦記 -伝説の継承者-』です。
『ロードス島戦記』と聞いて、「おおっ!」と思わず感嘆の声をあげてしまった方も多いのではないでしょうか? そうです。80年代後半に巻き起こったファンタジーブームの火付け役である、あの『ロードス島戦記』がブラウザゲームとしてリリースされるのですっ!
『ロードス島戦記』は、1985年に角川書店のPC雑誌『コンプティーク』にてTRPGの紹介記事として登場したのが初出。おじさん世代になじみの深いタイトルですが、最近では学校の図書室にも置かれているらしいので、若者の間でも結構知られているみたいですね。
TRPGとは、その名の通り、卓上(テーブル)で役割(ロール)を演じる(プレイング)遊び(ゲーム)のことで、対戦型ボードゲームから派生して生まれたアナログゲームの1つです。ボードゲームのようなルールにのっとってキャラクターを作り、ゲームマスターと呼ばれる語り手役の進行に合わせて、自分のキャラクターを演じながらリアルタイムで筋書きのない冒険を進めていきます。TRPGのマスターをコンピュータにさせたのがTVゲームのRPGであり、TRPGこそがRPGの原点なのです。
▲ゲーム起動時に表示される世界観の解説。“呪われた島”と呼ばれるロードス島を舞台に、小説、アニメ、ゲームとさまざまメディアで数々の名作が世に送り出され続けてきた。 |
TRPGの紹介記事として登場した『ロードス島戦記』は、日本ではなじみのなかった中世ヨーロッパ風のファンタジーの世界観を持ち込み、当時のアニメ・ゲームファンに衝撃を与えました。以後、次々と登場するコンピュータRPGに先駆けて国内にファンタジーブームが巻き起こるきっかけとなります。
シリーズ累計発行部数1,000万部を越える人気作となった水野氏による小説はもちろん、1990年にリリースされたOVA(全13話)、1998年に満を持して放映がスタートしたTVアニメ『ロードス島戦記-英雄騎士伝-』など、長きにわたり多くのファンに支持され続けてきました。
▲小説『ロードス島戦記』の表紙。懐かしすぎる。 |
往年のファンにとっては、今回のブラウザゲーム化はうれしい限り! 「名前は聞いたことあるけど、小説にもアニメにも触れたことがない」という方は、この機会に日本のファンタジーブームを牽引(けんいん)してきた『ロードス島戦記』にぜひ触れてみてください。そんなわけで、次ページから気になるゲーム内容をレポートしてみたいと思います。
(C)水野良・グループSNE/角川書店
(C) GameOn Co., Ltd. All Rights Reserved.
データ