“ロードスの騎士”の一員になれる『ロードス島戦記 -伝説の継承者-』CBT体験レポ！ ブラウザゲーム版だけのif展開に長年のファンも大満足!!

文：斎藤ゆうすけ

■パーンとともにゴブリン退治！　“シナリオ”で原作を追体験

　チュートリアル終了後は、もちろん自由にゲームを楽しむことができるようになります。早速メインコンテンツであるクエストを選択！　クエストには、連続したストーリーを楽しめる“シナリオ”と、単発の依頼を解決する“フリー”、特別なクエストを楽しめる“スペシャル”、ログアウトしていても勝手に冒険を進めてくれる“派遣”の4種類があります。

▲看板娘に見送られてクエストに出発。自分のAPと相談しつつ実行するクエストを選ぼう。

　どのクエストを受けるか迷いましたが、連続したストーリーが楽しめる“シナリオ”にチャレンジすることに。

　最初のシナリオは、パーンが暮らすザクソン村に赴きパーンや彼の友人である神官のエトとともに、ゴブリン退治に赴くというもの。小説の第1巻『灰色の魔女』のストーリーを追体験することができました。小説はもちろん、TRPGのリプレイやOVA版でも描かれたエピソードに参加できるとは……！　往年のファンとしては感激です！

▲村の住人はゴブリン退治に消極的だが、熱血漢のパーンは村人にしびれを切らし、プレイヤーをゴブリン退治へと誘う。

　ゴブリンのアジトへ足を踏み入れると、そこにはチュートリアルとは比べものにならない広大なダンジョンがありました。モンスターはと言うと、苦戦はしたものの、パーンの攻撃力とエトの回復魔法で危なげなく討伐成功。「……はて？　原作ではもっとゴブリンに苦戦したはずだけど？」などと思っていると、どうやらこのクエストはただの前哨戦。本当の戦いはこの後に待っていました。

▲ゴブリンを退治したものの、まだまだ森の奥には強力なゴブリンたちが待ち受けているらしい。

　前哨戦を終えて酒場に戻ると、次なる“シナリオ”が発生。パーンとともにゴブリン退治をするために森の奥へと進むことになりますが、出発前にザクソンの村長と魔法使いのスレインの会話シーンが発生。村長はスレインとドワーフのギムに、森の奥へと向かったパーンたちを助けてほしいとの依頼をしていたのです。

▲原作でもパーティメンバーとなる魔法使いのスレインと、ドワーフのギム。

　そんなこととは露知らず、森の奥へ進んで行くパーン一向。奥地でゴブリンたちを見つけたパーンが、ゴブリンを奇襲すべくこちらに意見を求めてきました。悩んだあげく「自分がおとりになる」と返事をしてみると、パーンに「それじゃあ、仲間を呼ばれちまう」と怒られてしまいました。案の定ゴブリンたちに気づかれ、作戦は失敗。かっこつけたばかりに、こんなことになってしまうとは……。奥が深いです。

▲まさかの大失敗でみんなが窮地に。ごめんなさい……。

　パーンの活躍で最初のゴブリンを倒したものの、大量のゴブリンに囲まれて絶体絶命。「もうダメだ……！」と諦めかけたその時、颯爽（さっそう）とスレインとギムが現れました。なんて間のいい人たちなんだ！　ダメージを追ったパーンとエトに代わり、スレインとギムが加わり残りのゴブリンとバトルです。

▲地獄に仏ならぬ、地獄に魔法使いとドワーフです。

　ゴブリンの長であるゴブリンロードとのバトルはし烈を極めましたが、スレインの“スリープクラウド”でゴブリンたちを眠らせ、ギムの強烈な物理攻撃を叩き込んで勝利！　こうして原作通りパーンは自分の無力を実感し、エトやスレイン、ギムとともに旅立つことを決意するのでした。のちに“ロードスの騎士”と呼ばれる英雄たちと一緒に冒険できると思うと期待が高まりまくりです。

▲スレインたちの活躍で、大暴れするゴブリンロードをなんとか討伐。

▲旅立ちを決意したパーン。OVA版ではこの後、もう村には帰らないとの決意とともに、パーンは自らの家に火をつけ退路を断つというシーンがあったりします。

■少ない時間でも堪能できるのが本作の魅力！

　この後“シナリオ”を進めたり、ログアウトしていても冒険を進めてくれる“派遣”クエストを実行してみたりもしました。“派遣”クエストは、どのクエストに何時間キャラクターを派遣するかを決めて、実行することで自動的に探索を行ってくれます。

　派遣中はログアウトしていても、オートでクエストを実行してくれていますので、次にログインする時間を考慮して“派遣”を実行しておけば、次回ログイン時に報酬や経験値を得ることができて便利です。がっつりログインする時間のない人でも、“派遣”でキャラクターを育成しつつ、時間がとれる時に“シナリオ”や“フリー”クエスト、対戦などを楽しむことができます。

▲“派遣”を選んでログアウト。設定した時間が経過すると、経験値やアイテムが手に入る。

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　原作の追体験や、今後実装される水野氏書き下ろしのストーリーなど『ロードス島戦記』ファンのニーズを満たしている本作。奥深い戦術性をもったバトルや、他のプレイヤーを雇用して編成できるパーティ、カードの収集や合成、プレイヤー同士での売買など、ブラウザゲームとしても高い完成度でした。

　これまで日本のファンタジー作品を牽引してきた『ロードス島戦記』ですが、本作の登場でさらなる盛り上がりを見せることは間違いないと思います。興味が湧いた人は、ぜひ明日からのオープンサービスや、その後開始されるであろう正式サービスで遊んでみてください。原作に触れておくと、楽しさ倍増するのでオススメです（斎藤ゆうすけ）。

▲CBT終了間際に、なんとかディードリットのカードを入手！　ディードとの二人旅を楽しんじゃいました。

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データ

関連サイト

• 『ロードス島戦記 -伝説の継承者-』ティザーサイト