2012年12月29日(土)
──『ブラックオプスII』からFPSに入った人たちや、FPSがうまくなりたいという人たちに向けて、上達するためのコツやアドバイスをお願いします。
hanatyan:これはどんなFPSでもそうなんですけど、まずは設定を煮詰めること。特に感度については、マウスでもコントローラでも、自分に合っていない設定で遊んでいてはいつまでたってもうまくなりません。それと、ミニマップをよく見ること。最近のFPSはミニマップにかなりの情報が詰め込まれているので、それを見落とさないこと。
BRZRK:特に味方の位置と方向。敵の裏取りを警戒して、味方と同じ方向を見ないようにするとかね。
hanatyan:それに、味方の位置で敵の位置も大体わかるので、それを意識すると立ち回りもかなり変わってくると思います。次に、リロードのタイミングをきちんとすること。少なくとも、角を曲がる時にリロードしているようじゃダメだねと。リロード中は無防備になるので、匍匐状態にするとか、物陰に身を隠すとか、味方の後ろにいったん引くとか、安全の確保を考えること。
BRZRK:武器ごとに弾薬数が違うから、同じタイミングでリロードするんじゃなくて、この武器はこのぐらいのタイミングでというのを自分の中できっちり作って覚えないとね。
uNleashed:僕はチームゲームの極意を知っていますよ。まず、何回か試合をして、スコアボードを見てうまい人の名前を覚えるんですよ。
BRZRK:その人がいるチームにJOIN(参加)するんでしょ?
uNleashed:そうそう。
hanatyan:それは極意なの?(笑)
uNleashed:で、その人と一緒に動いてみて、その人が見ている方向を自分も見てみる。
BRZRK:そんなあなたのために、『ブラックオプスII』にはシアターモードがあるんですよ!
uNleashed:なんと!
BRZRK:しかも、そのうまい人の視点でリプレイが見られる。
uNleashed:それは、ぜひ見るべきですね。
BRZRK:フリーカメラでも見られるし、動画としてアップもできるとやりたい放題なんで、それを使って研究しましょうという話ですよね。
uNleashed:そうだね。研究をして、それと実地でうまい人のおこぼれをちょうだいすることも大事なことです。
BRZRK:最初はとにかくキルすることが大切。何度もキルして、徐々に自分から動けるようにならないと。
uNleashed:それともう1つ大事なのが、曲がり角から出るときは他の人を先に行かせなさいと。
BRZRK:よほど自信がある人以外は、2人目以降で行きましょう。
hanatyan:それは、僕もやりますね。怒られるかなと思いつつも(笑)。
uNleashed:味方を使うというのはすごく大事で、ボイスチャットで「先に行ってくれ」と言っちゃってもいいと思う。
BRZRK:基本はそんなところだよね。
hanatyan:他には、床エイム(照準が地面に合っている状態)はやめましょう。特にコントローラだと上下のエイムがやりにくいから、初心者はリコイルコントロール(射撃の反動で銃身が跳ね上がるのを、照準を下げる操作で抑えること)をしようとして床エイムになりやすいから、そこは意識をして治すようにしたほうがいいです。
BRZRK:リコイルコントロールのついでに、タップ撃ち(フルオートで撃ち続けると集弾率が下がっていくが、1発ないし数発単位で区切りながら撃つことで集弾率を下げないようにするテクニック)も覚えたほうがいいね。
hanatyan:発射レートが低い銃はそうだね。SMGとかだと発射レート負けになるんで逆効果だけど。
uNleashed:システム的にタップ撃ちが有効な場合とそうでない場合があるけれど、自分はどちらの場合でも有効だと思っていて、なぜかと言うと、フルオートにしていないということが重要だから。わりと精神論的な話になるんですけど、タップ撃ちのほうがちゃんと狙って撃っているという感覚があって、フルオートだと狙いが適当になりがちなんですよ。
hanatyan:『コール オブ デューティ』だと、技術的にタップ撃ちはそれほど重要ではないと思うけれど、『バトルフィールド』とか他のFPSもやっていくなら覚えたほうがいいね。
BRZRK:それでもね、過去に連射パッドを使う人がいたぐらいタップ撃ちの影響はある。
hanatyan:連射パッドの効果はどうなの?
BRZRK:酷かったとだけ言っておく。
hanatyan:『ブラックオプスII』だと、投げ物もかなり重要かな。いろんな種類があるんで、必要がなくてもとりあえず使ってみなさいと。例えば、ショックCなどはセンサーとしても使えるんですよ。
BRZRK:ショックCが壊されたということは、それを壊した敵がその近辺にいるということで、味方の位置と合わせて考えていくと、敵はこのあたりに展開しているだろうというのが推測できるわけですよ。
hanatyan:そう考えると、ショックCは後ろに投げておくのも有効だということがわかってくるんですよ。設置系は相手に先手を切らせるいい手段になります。
uNleashed:これはどのFPSでも重要なことで、対面する前に相手にアクションを起こさせることができれば、こちらは相手の位置や状況を先に知ることができます。そうすると、先手を取るというシチュエーションが作れるわけで、リアル系であっても、アクション系であっても同じですよね。
hanatyan:投げ物には直接的な効果だけでなく、センサー的な使い方や精神的に揺さぶりをかける効果もありますよってことです。
BRZRK:試合開始早々に、みんな中央に着く前からガンガン投げ物を投げているのって、敵がもういるかの判断材料になるからであって。
hanatyan:どれぐらいのペースで突っ込んできているのかというのもわかりますしね。
BRZRK:それで少しでも当たれば、相手がよろめいているうちに有利なポジションを抑えることもできるじゃないですか。そう考えると、投げ物は超重要。
hanatyan:『ブラックオプスII』は、特にそうだと思いますね。あとは、自分のプレイスタイルに武器が合っているかどうですね。走り回って撃ちまくりたいのなら近~中距離に強いSMGだし、中~遠距離で戦うのならアサルトライフル、一発必中を狙うのならスラグ弾のKSGが強いですね。
BRZRK:まあ、最初のうちはヘタに勝とうとか考えずに、まずは自分なりの楽しみ方を見つけるだけでいいと思いますよ。もちろん、他人に迷惑をかけない範囲で。
hanatyan:うまく動かなきゃいけないとか意識してしまうと、周りにつられてつい突っ込んでしまうんです。でも、初心者がいきなり前線に出ると、みんなと一緒に進んだのに自分だけ死にまくって、「自分はFPSに向いていない」と思い込んでやめてしまう人も多い。最初は本当に、後ろからついていくだけでいいんですよ。『コール オブ デューティ』に関して言えば、立ち回りから詰めていくのがいいんじゃないですかね。ミニマップや周囲の情報をよく見るようにして、死なないように動けるようになったら、あとは撃つだけなので。
BRZRK:慣れるまでは、適当に動きつつ、たまに敵を倒せたって程度でもいいので、撃ち合いを楽しんでくださいと。
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