2013年4月27日(土)
カプコンから配信中のPS3/Xbox 360用ダウンロード用ソフト『カプコン アーケード キャビネット -レトロゲームコレクション-』。本作でプレイできるタイトルを、電撃オンライン編集スタッフがプレイしたので、その感想をお届けする。
『カプコン アーケード キャビネット』は、1980年代にカプコンより発売されたアーケードタイトルに、さまざまな機能を追加して現代によみがえらせたPS3/Xbox 360用ダウンロードソフト。複数タイトルがセットになったパック販売に加えて、タイトルごとの配信も行われている。配信された15タイトルをすべて購入すると、ボーナスとして『バルガス』と『1943改』がプレイ可能となる。
全タイトルの配信を記念して、電撃オンラインの編集スタッフが本作をプレイ。当時の思い出に浸りながら、感想をまとめてみた。2回目の記事では、『エグゼドエグゼス』、『1942』、『ソンソン』について掲載する。なお、前回は『セクションZ』、『魔界村』、『サイドアーム』、『闘いの挽歌』をレポートしているので、あわせてご覧いただきたい。
『エグゼドエグゼス』は、縦スクロールタイプのシューティングゲーム。超浮遊要塞EXED EXES(エグゼド エグゼス)を破壊するのが目的となる。
本作がリリースされたのは1985年。当時の僕は7歳であり、父親にファミコンと称されたセガのSG-1000IIを買ってもらった年でもありました。いや、SG-1000IIの話はさておきですね、他の同年代の編集部員と同様に、当時本作を遊んだのはもちろんファミコン版でした。ファミコン版はカプコンからではなく、徳間書店からの発売。そして開発を担当したのはマイクロニクス。一部界隈ではメジャーデベロッパーであるマイクロニクスです。
そんなわけで僕の記憶にはファミコン版の『エグゼドエグゼス』しかないわけです。あの、敵が多くなるとスプライトの処理能力の問題ですぐにチラつき始め、単音で構成された矩形波が奏でる甲高いメロディーが脳天を直撃する『エグゼドエグゼス』です。
しかし、今回リリースされたアーケード版の『エグゼドエグゼス』をプレイしてみて、あらびっくり。チラつきなんてまったくなく、BGMはやや単調ながら印象的な旋律を奏で、難易度は……やっぱり難しい。
なんというか、現代のSTGでは考えられないほど、敵が明確に自分を殺しに来ますね。そのうえで敵が弾を散らばせつつ、体当たりをかましてくるので、きちんとしたパターンを構築しないときつい。あと、敵が基本的に画面下部から出てくるのもきつい。でも、理不尽に難しいというわけではないので、慣れてくれば長時間プレイできそうな気がします。(megane)
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